インターノート

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インターネットで考える

 インターネット上に覚え書きを記そうと思う。ある時は日記であり、ある時は創作のアウトラインであり、ある時は思考の断片であるような文章を、相互にリンクしながら書き継いでいきたい。もちろんインターネット上の情報にもできる限りリンクしたいし、このノートにリンクしたいという奇特な方がいらっしゃるのならどうぞご自由にリンクして頂きたい。ただし、このテキストはこの先どのように分岐していくかわからないので、もしもリンクを張って頂けるならこのページにお願いしたい。このノートはインターネットを思考のためのメディアとする実験なのである。

 ところで、インターネットで考えるというのは具体的にどういうことだろう? とっさに思いつくのは:

  1. HTMLエディタをアイデアプロセッサとして使う
  2. インターネットを情報収集/発信の道具として使う
  3. 他のウェブ作家とのインタラクションを図る

 といったところ。ハイパーテキスト、リアルタイム、インタラクティビティといった単語が頭の中を駆け巡り始めているが、その実態はまだしかと定まらない。

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('98/1/26: 1/31更新)

書き始めることと書き続けること

 長編小説を書きあぐねている。静止している物体が動き出すためには多大なエネルギーが必要だし、有無を言わせず読者を引きずり込んで次のページをめくらせてしまう(あるいはスクロールバーをクリックさせる)ような魅惑的な書き出しをひねり出そうとすればす、これはもう天文学的なエネルギーが必要なのだ。長編小説の書き出しの部分だけを一生涯推敲し続ける人物だって小説には登場するではないか(何の小説だったか忘れてしまったのでどなたか教えてください)。

 なんとか滑り出したはいいが、それを書き続ける事はというと、これはまた書き出すためのエネルギーとは別種の特殊技能が必要なので、この技能を有する人のみが職業作家たり得るのだろうなあとつくづく思う。作家になるためのハウツー本には例外なく、この技能をいかに獲得するかについて微に入り細を穿ち、延々と書き連ねてあるし、自慢じゃないが、私もここ数年色々な方法に手を出しては挫折し続けている。(比較的うまく行ったのは「画像診断医」の時の「予告」という方法であったが、オムニバス形式の連作ならいざ知らず、長編となるとどうもこの方法は通用しそうにない。それにしても新聞小説を連載できる作家の頭の中というのはいったいどうなっているのだろうか…)

長編を書くためには知的体力が要るんです、とは本間祐さんの名言であった。

'98/1/30 本間さんから小説の執筆について関連するページへのリンク許可を頂きました


→こんな人と会った:有栖川有栖さん(作家)との対談から
→こんな人と会った:菱田雅之さん(文楽人形細工師)との対談から

 しかし、しかしである。いきなり作品を書こうとするから挫折するのであって、小説を書くための準備体操というか助走というか試作品というか、とにかくそのようなものを書き続けることなら私にだってできるかも知れない。そんなものを商業誌に書くなんてことは大作家にのみ許されることだろうけれど、ここはインターネット、何でもありの世界である。それに最近は映画にしたってビデオ化される時にはメイキング・オブ・○○付きで売られるご時世なのだ。自分でも情けないほど薄弱な理由ではあるが、こうなりゃ遮二無二書き続けるしかないのである。むふー。

('98/1/26: '98/1/31更新)

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右脳活性化技法について

 右脳がいわゆる霊感、インスピレーションの源泉らしいと言われて久しい。ところがこの右脳、言葉を扱う脳ではないので、インスピレーションを言葉に託して作品に仕上げなければならない言語芸術の場合、右脳からくみ上げたインスピレーションをいったん左脳のフィルタにかけなければ、余人に理解可能なテキストにはならないのが難しいところ(夢で大傑作のアイデアを思いついたはいいが、いざ書き留めてみると荒唐無稽なよた話…というのは文章を書く人なら誰しも一度ならず経験しているのではあるまいか)。

 現代人の日常生活は今や完全に左脳優位なので、右脳は普段は半分眠りこけているし、左脳は不断の緊張を強いられて疲弊している。右脳にムチをあててたたき起こし、一方で左脳をなだめすかして適度にスローダウンさせ、両者のクロックスピードをうまく一致させることができれば言語芸術の創作は容易…なはずである。ではどうやったら右脳のスピードアップ/左脳のスローダウンを同時に行えるのか? 酒、ドラッグ、スピード、セックスあるいは音楽特に即興演奏はたまた瞑想ヨガに格闘技…古来作家が試してきた方法は数あるが、個人と社会の健康にとって(?)有益なものとなるとなかなか難しい。

 ひとつだけ、特に左脳がオーバーヒートして眠れないときに私が試みる方法をご紹介する。調息(ちょうそく)と呼ばれる密教の呼吸法とハタ・ヨーガと北米インディオの呪術師のトレーニング法をアレンジした…というと聞こえがいいが、要するに自己流のいいかげんな瞑想法というか呼吸法というかなのだが、これが結構役に立つんである。

 全身がリラックスできる楽な姿勢を取る。暖かいふとんの中で仰向けになって、両手を体の脇にこころもち広げ、掌を下にした、ヨガでいうところの「死体のポーズ」なんかがよろしい(掌を上に向けると解剖学的な死体のポーズになってしまう)。そうしておいて、できるだけゆっくりと呼吸する。これだけ。吐く息の長さと吸う息の長さを同じにするとか、それぞれの間に呼吸停止のフェーズを置くとか、いろいろなバリエーションがあるようだが、要は呼吸を意識的に調節して、呼吸という身体活動のみに意識を集中していくのだ(密教の行者は1分間吸気−1分間呼吸停止−1分間呼気−1分間呼吸停止というサイクルで呼吸できるそうである。ほんとかなあ)。ゆったりとメロディーが反復する音楽を低く流してもいいし、あるいはそんな音楽を頭の中で演奏しながらでもいい。

 そうするとどんな御利益があるのか? カスタネダ言うところの(というか、ドン・ファンの教えに従えば)"stop the internal dialog" 〜 内なる対話を停止させる〜 ことができるのである。われわれの頭の中で絶えずしゃべり続けているうるさいやつを黙らせるのだ。するとどうなるか? …長くなったのでこの続きはまたそのうちに。

('98/1/27)

 宿題だった超短編をなんとか仕上げた。「教え」という作品であるが、作中の掌うんぬんのくだりはカスタネダから拝借したものなので、オリジナリティがちょっと弱いかも。書きかけの長編の中にも組み込む予定だが、こちらはいつ書き上げられるか見当もつかない。

('98/3/4)

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俳句の英訳(1)

 …と思ったが今日はどうにも時間がないので、英訳をひとつだけ。

 書き終へて世界の果は驟雨かな

finished writing
at the end of the world
a sudden rain___

('98/1/28)

俳句の英訳(2)

 昨日は恒信風7号に載せた自分の句をひとつだけ急いで訳して出かけてしまい、帰宅が深夜だったのでページの更新はできなかった。3日目にして早くも挫折してしまったわけで、なんとも情けないが今日も今日とて時間がないので、昨日訳したものに手を加えてみた。

I've finished writing.
Over the end of the world,
It suddenly rains___

 こちらの方が詩としての体裁は整っているだろうか。きちんと数えていないが5音節−7音節−5音節の定型にもかなっていそうだ。問題は前置詞の使い方で、「世界の果て」という抽象的な場所をあるポイントとしてとらえるのか、一定の広がりを持った領域ととらえるか…このへんもう少し深く考えてみる必要がありそうだ。さて明日こそは気合いを入れてまとまった文章を書きたいものである。*サティを聴きながら*

('98/1/30)

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検索について

 …と言いつつ今日も時間がない。だらだらとこんな文章を続けていると誰も読んでくれなくなってしまう(誰かがここを読んでいるとも思えないが)ではないか。それに、ひたすらスクロールしなければならない縦長のページというのはあまりに能がない。できたら明日あたりデザインを少し変えて、日付順あるいは項目別の索引をつけるべきだろうなあ。最終更新分にジャンプできるボタンもつけないと。

 29日の晩は銀座のバーを3軒はしごするという、まるで文人みたいな飲み方をしてしまったのだが、そのうちの1軒が知る人ぞ知る「ルパン」であった。昭和3年の開業以来変わっていないという分厚い木のカウンター、壁に飾られた安吾や太宰、織田作之助の写真。つまみの塩豆もうまかった。で、もういちど訪れてみたいと思ったが私は生まれついての方向オンチなので記憶を頼りに探し出すという芸当ができない。さてどうしたものか。そう、困った時はインターネットで検索というのが最近の私のパターンなのである。

 最初「ルパン」だけで検索したら「ルパン3世」の情報が山ほど引っかかってきた。覗いてみたい誘惑に駈られながらもぐっとこらえて「ルパン」+「銀座」で検索。大洋真珠株式会社のホームページに写真付きで紹介されているのを見つける。営業時間と電話番号が掲載されている。電話番号が分かればしめたもの、方法は色々あるが、とりあえず株式会社ダイケイのホームページにアクセスして電話番号から地図情報を検索、所在地のデータを手に入れて地図をプリントアウトする。これだけの情報があれば私でもなんとかもう一度たどり着くことができるだろう。今夜は六本木方面に出かける予定なので、ひょっとしたらその後で立ち寄ることになるかも知れない。

 インターネットに置かれているフリーのテキストデータは膨大である。著作権の問題のない古典に関しては今や大概のものが手に入るのではないだろうか。私は以前、いつか書きたいと思っている長編の資料としてポーの「ウィリアム・ウィルソン」の原文を入手し、プリントアウトして読んだことがあるが、そのアーカイブからはポーの短編のほとんどが入手可能だったと記憶している(確認してURLを記載せねば)。テキストデータを読む際にはエキスパンドブックあたりに流し込めば、実際の本のページを模したレイアウトで読むことができるので、洋書店が近くにない私のような環境では実に便利である。しかし、こういう話題を追求すると、オンライン出版とかインターネット通販とかいくらでも話が広がってしまいそうで恐い。

読みかけの「日本売文党宣言」では「ユリシーズ」の訳を進めている柳瀬尚紀さんが、トレント大学がインターネットに公開しているテキストを中心に訳出していることに触れておられた。

('98/1/31:'98/2/2 更新)

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たまには俳句も作らなきゃ

 俳句同人誌「恒信風(こうしんふう)」の締切りが過ぎてしまったので自選句をとりあえず提出する。恒信風は原稿のやり取りをほとんどパソコン通信の会議室経由で行うので、原稿の集まりさえよければ普通の雑誌より編集作業は格段に速い…はずなのだが、なかなかそうはいかず編集担当の同人をやきもきさせることになってしまう。

水煙

木犀の氾濫原を書店まで
磐座に樫の実落とす旅愁かな
空ろなる猿の檻には枯れ葉棲む
阿知の藤空の半ばを覆ひたり
屋根裏に戦車の気配 冬
鉄骨に鷺ならびゐる寒さかな
歳晩や中性微子の降り止まず
ゆるゆると雪の倉庫の濡れはじむ
水鳥の沈みしあとを降りしきる
水けむり河より迅く流れけり

 木犀…の句はそこら中にキンモクセイの香りが立ち込めていた時に作ったので10月頃の句だろうか。磐座(いわくら)…と阿知の藤…と空ろなる…は倉敷で作ったもの。私は俳句手帳を持っていないし、最近ではファイルメーカーで作成した句帳への記入もさぼっているので、こんなふうに書き残しておかないとどこでどんな時に作った句か忘れてしまいそうだ。屋根裏…は珍しく破調というか、現代詩ふうなので自分では気に入っているが句会ではまず取り上げてもらえそうにない句。鉄骨に…は武蔵野線沿いに三郷から新三郷に向かう途中で見た光景。鷺は風をよけるためなのか、橋げたの鉄骨に一列にとまっていた。雀みたいな小さな鳥は身を寄せ合うものだが、大型の鷺は決してある一定の距離以内には互いに近寄らないようだった。歳晩…は久しぶりのSF俳句だが、直前に読んでいたレムの「天の声」の影響をもろにかぶっている。ゆるゆると…以下3句は1月15日の大雪を天王州の中華料理屋の窓から眺めながら作ったものだ。

 虎鶫さんの連日句会で「水けむり…」の句について季語を入れた方がいいというアドバイスを頂く。そういえば「水鳥の…」の句にも季語がない。確かに冬の情景であることを確定した方がよさそうなので改作してみた。

水けむり冬の川より迅く流る
水鳥の沈みしあとを雪つのる

('98/2/6)

 …しかし虎鶫さんの反応は「これなら前の方がいいですね」がーん。「一年ぐらいかけてゆっくり考える」ことにする。

('98/2/15)

 4月の初旬に八王子まで花見に出かけ、久しぶりに俳句を作った。比較的できのいいものを寺澤一雄さん主宰の虎刈句会に提出した。選のついたものだけを掲載しておく。

肺胞と見えて桜の吐息かな

○桜の花を見ていると、蛙の卵を思い出してしまう。肺胞というのもおもしろい。「吐息
かな」と止めて、吐息という見えないものにして、飛躍を感じた。(一雄)

△さくらの息→肺胞、という図式がやや短絡的で物足りなかったが、好きなイメージではある。うまい。(虎鶫)

花ふぶき肉を削がれて立ち尽くす

○花びらの軽さが肉を削ぐ。内心の肉である。(虎鶫)

黒点へ春のうろこの降り止まず

○これも僕には想像もしたことのない風景。春のうろこが黒点へ向かって降りそそ いでいるような原始的な幻想世界。(虎鶫)

花曇り少女の触手細まりぬ

○細まりぬ、がなんとも清らかでエロチックである。(虎鶫)

('98/5/11)

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 時間が中途半端になってしまい、今日も小説モードには入れそうにないのでこのまま俳句の英訳を続けることにする。恒信風に連載しているものだが、自分の勉強以外に何の役に立っているのかわからない。まあ10号まで続けたら何らかの形でまとめてみたいとは思っているが。

青嵐誘拐犯人のモシモシ

green wind___
a kidnaper's
"Hello"

 (from "Child Hater" by Kenko)

 最初は恒信風若手代表、肩甲さんの「子供嫌い」から。「青嵐」は和英辞典には "wind blowing through verdure" とあるが、長すぎるので思い切って短くする。最初はジェフ・ベックばりに "blue wind" にしようかと思ったがどうも "blue" というのはあまりポジティブな形容詞ではないようなので "green" を採用。もとの句は「あおあらし」と「モシモシ」で脚韻を踏んでいるが、これは訳しきれなかった。

('98/2/2)

満開の花より低きもの昏し

full bloom
everything below the blossoms
is dark

(from "Fata Morgana" by Tatsuro Kiuchi)

 お次は木内達朗さん、俳号縞馬さんの句。上五が「花」に係っているのに英訳ではここで切れてしまうのが問題か。

ボサ・ノバの午後捩花に蟻のぼる

bossa nova afternoon
an ant goes up a pearl twist

(from "Black Swallowtail" by Kikura)

 喜蔵さんこと菅浩江さんの句。ネジバナは "lady's tresses(貴婦人の巻髪)" とも言うそうで、こちらも優雅でいいのだが、ボサ・ノバには "pearltwist" の方が合いそうだ。ネジバナの別名「文字摺草」なら迷わずに "lady's tressses" をあてるところだけれど。

プロペラの回り始めは羽根見える

at a propeller's
start of turning
blades can be seen

(from "Marathon Runner" by Kazuo Terasawa)

 寺澤一雄さんの句。逐語訳にしてしまったがどうだろう。インターネットで検索したら小林恭二さんのページに一雄さんへの謝辞を見つけてしまった。

記憶めくかな人形の体温くらべ

seems to be a memory...
measuring dolls' body temperature

(from "Rock of Rock-Paper-Scissors" by Sabao Kameyama)

 鯖男さんの句には毎回苦労させられる。この辺が私の英語力では精一杯だなあ。ところで鯖さんもしっかりと堀晃さんのページに登場しているのだった。

海豹の形をしたり竹婦人

in the shape of
a seal___
Dutch wife

(from "Can't Stand the Heat" by Nozarashi)

 野晒さんこと野沢裕さんの句。竹婦人を和英辞典で引いたら "Dutch wife" とある。ダッチワイフはないだろうと英和辞典を引いたら「(熱帯地方で)寝床で使う籐製などの手足載せ」とあって納得。野晒さんの書き込みはクラブ221で読むことができる。

靴あまた地震の都に燃えにけり

many shoes
in a capital of earthquake
have burned...

(from "Spring River" by Kujiki Furuya)

 "burn" の過去分詞は米語では "burned"、英語では "burnt" ということで、ここでは米語を採用。空色さんは7号を最後に恒信風を辞されたので、私の訳もこれが最後になってしまいそうなのが残念。古谷和仁の本名で発表された作品「干潟」は「第三回パスカル短編文学新人賞最終候補作品」のページからダウンロードできる。

('98/2/5)

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 実に久しぶりに風邪を引いてしまった。熱のため目がしょぼしょぼする。俳句の英訳なんてほったらかして寝てしまいたいのだが、今夜中に作業を進めておかないと締め切りに間に合いそうにないので、機械的に訳している。

西へゆくメンソールたばこのあとアイス

goin' to the west
after menthol cigarette,
an ice

(from "Cigarette" by Momen)

 木綿さんこと清川真季さんの句。上五で主語が省略されているが、"I" を補うべきかどうかいつも迷う。英国ではアイスクリームを "ice" と呼ぶらしい。

ベトナムの西瓜はなべて笑いをり

in Vietnam
all the watermelons are
laughing

(from "Creeping Around" by Renbo)

 蓮菩さんこと佐々木美季さんの句。これはちょっと他に訳しようがないなあ。なお蓮菩さんは伊豆天城荘の若おかみである。

身体中だんだらになるマッサージ

all over the body
get cross-striped
by massage___

(from "A Trip to Vienam by Suika-atama)

 西瓜頭こと北野勇作さんの句。「だんだら」は「まだら」と違ってはっきりした段=縞模様ができることなんですね。英訳は日本語の勉強にもなるのだった。

蝉鳴いてランカシャイアに穴四千

A cikada chirps...
in Lancashire
holls of four thousand

(from "Broad Bean" by Daisuke Uematsu)

 植松大雄さんの句。蝉が鳴くのは "sing" か "chirp" らしいが、日本人の感覚としては "cry" に近いのではなかろうか。

 後日、植松さんから「ランカシャイア」は銀河鉄道の夜からの引用なので表記を替えてくれるよう連絡あり。穴四千はビートルズの "A Day in the Life" からなのだとも。

A cikada chirps...
in Lankashaia
holls of four thousand

('98/2/15)

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白木蓮それは妄想かもしれず

a white magnolia
it might be
a delusion

(from "Tightrope Walking" by Takako Kanada)

たんぽぽや地球岬の風力は

a dandelion___
Cape Earth's
wind force is

(from "Single Track" by Koji Murai)

 好餌さんこと村井康司さんの句。「は」で終わる不思議な感覚を表現できたろうか。

水澄むやああああああああああああ

the water becomes clear___
Ah Ah Ah Ah Ah Ah Ah Ah Ah Ah Ah Ah

(from "Demoniac Demon" by Gakemoto Teshima)

 前衛俳句の雄、崖元さんこと手嶋建元さんの句。恒信風に発表された彼の句はこちらで読むことができる。

手に乗らぬ鳥の重さやさみだるる

the weight of a bird
that won't perch on my hand...
early summer rain is falling

(from "Summer" by Akemi Tetsumura)

大岩を登る亀裂や蝶あふるる

a huge rock
ascends a crevice___
butterflies overflow

(from "The Crack of a Celestial Sphere" by Masami Sanuka)

('98/2/6)

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五月雨やゆがみてあをきラムネ玉

early summer rain___
deformed and green
a glass marble

(from "Big Ape Howls" by Hiromi Kawakami)

永久歯いま生えそむる夜涼かな

a permanet tooth
just begins to grow
cool night...

(from "From Kugayama" by Osamu Endo)

あなたにも津波がくるわしやぼん玉

to you too
a tsunami will come
soap bubbles

(from "Kyurimomi" by Sumomo Higashi)

 李桃さんこと東直子さんの句であるが、ご本人に確認したところ「大きなしゃぼん玉がふくらむところ」をイメージしていたとのことなので、単数形に変えることとする。東さんの歌集「春原さんのリコーダー」からいくつかの歌が掲載されているページがあった。

to you too
a tsunami will come
a soap bubble

('98/2/15)

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熟柿より旧家の娘出でにけり

from a ripe persimmon
a daughter of old family
comes out___

(from "Synchronism" by Kazunori Tanabe)

たんぽぽがのけ者の背にびっしりと

dandelions
over the back of an outcast
densely

(from "Engine and Ninjin" by Ichishibi)

 ようやく恒信風第7号の句を訳し終えた。今日は16時まで横になっていて、少し熱が引いたところで風呂に入り、先日買った「愛と哀しみのボレロ」完全版を一気に観てしまった。263分。昔映画館で観たときはストーリーがほとんどわからず、ただ最後のボレロに感動したものだが、完全版というだけあって登場人物を一人ずつ同定しながら観ることができたのはありがたい。明日は池袋で Jali-net の仲間と一緒に南米文学者の内田さんのお話を伺う予定。このまま熱がぶり返さなければ、の話ではあるが。

 例の長編はノートに雑多な落書きをしたためているところ。この作品は他からリンクを張らずにウェブ上に置いておいて、読みたいという奇特な人がいればメールでURLをお教えする予定。

('98/2/7)

 恒信風第4号に掲載した「メキシコ/キューバにて」をウェブ上に転載、ついでに同人の句を訳す(2)も掲載した。英語の入力には時間がかかるし、俳句のページのレイアウトは難しくて疲れる。英語のページは本来なら日本語を交えずに書き、日本語の俳句は毛筆書体で縦書きにしたものを絵として貼り付けるべきなのだろうが、作業が面倒なのでやっていない。自己ベスト10みたいなページも作りたいのだが…

('98/2/20)

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超短編について

 満足のいく出来栄えではないが、一ヶ月近くさぼっていた超短編をひとつ書き上げる。正月に見た夢が題材。これで13編、ナボコフの1ダースというわけだ。ここらでいちおうの構想みたいなものを書いておきたい。

  1. Post-Impact Series:巨大な飛行物体の墜落により壊滅的打撃を受けた後の世界を描く連作(気分は火星年代記)
  1. SFショートショート風の作品
  1. 百物語:怪談/奇談集(気分は遠野物語)

('98/2/3掲載 '98/3/12加筆)

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 8日に立教大学講師の内田兆史さんから超短編さんについてお話を伺った。多くの作家が超短編を書いていて系譜をたどることができるのはメキシコだけなのだそうだ。本も見せて頂いたがなにぶんにもスペイン語なのでちんぷんかんぷん。長さとしては「見開き1〜2ページに収まること」というのが内田さんの定義。われわれが目指している1画面で読めるテキストという概念に通じるものがある。超短編(内田さんの訳に従えば極小短編)についてはASAHIネットでも早晩動きがありそうだ。

('98/2/12)

 3月に入って2編を書いた(「教え(The Teaching)」「穴(The Hole)」)。だんだん抽象的なものが多くなってきた。

('98/3/12)

 今月はまだ1編しか書いていない(「都市生活者(Suburbian)」)のだが、今回は英語版も同時に書いて Pif というオンライン雑誌に投稿してみた。万一掲載されると5ドルの原稿料がもらえるのである。なははは。

('98/4/20)

 Pif 誌に送った超短編はあっけなく落選。掲載された作品を読むと短編小説よりは散文詩のようなスタイルとイメージ重視の作品が採られているようではある。でもまあ、次号への投稿を促すメールも来たことだし、へこたれずに続けることとしよう。

('98/5/11)

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夢で拾った長編のネタ

 昨夜は突発的な飲み会があって結局ページを更新できなかった。その代りといってはなんだが、鶏ガラと野菜クズでスープを作った。らでぃっしゅぼーやが毎週届けてくれる有機無農薬〜低農薬野菜のクズをよく洗って冷蔵庫にストックしておいて、これもらでぃっしゅぼーやで注文した鶏ガラと一緒にスープ鍋にぶち込み、ぐらぐらと煮込むのである。ものすごい量のアクが出るが、めげずに掬っているとやがて透明なスープが出来上がる。これを1週間かけて料理に使うのである。うまいよ。

 近所の「天狗」でワインフェアをやっていたのでイタリア産の辛口白ワインとスペイン産のやや辛口赤ワインをしこたま飲んで寝たら、夜中に奇妙な夢を見て目が覚めた。同居人が男と女の双子を産むのだが、この双子がどちらも生まれた時から立って歩いてものを言うのだ。まるでお釈迦さまだなあと思いながらその後うとうと考えていたら、これを小説に使ってみようと思い立った。さっきまで「CASA」でコーヒーを飲みながらアイデアをノートに書きつけていたのだが、ひょっとするとこれはものになるかも知れない。どうせ書くなら適当な文学賞に応募してみようかとインターネットで検索してみる。「文学賞」+「要項」で探したら「1998文芸・新人賞カレンダー」というページがあったのでブックマークに加えておく。ふうん、「日本ファンタジーノベル大賞」300〜500枚が4月30日締切りかあ。よしこれにしよう…って、さんびゃくまいなんて書けるんかいな。

('98/2/5)

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 風邪の後遺症で更新が遅れてしまったが、少しずつ原稿は書いている。おおまかな構想をまとめ、最初の章を5枚ばかり書いたところ。今の段階では枚数は気にしないで書きたいことをどんどん書いて行こうと思う。推敲はそれからだ。

('98/2/12)

 めでたく10枚ほどを書く。目標の50分の1、2%である。ここのところ米国の現代小説を立て続けに読んでいる。ポール=セロー「モスキート・コースト」、ジョン=アーヴィング「熊を放つ」、カート・ヴォネガット「ガラパゴスの箱舟」。いずれも面白かったがちょっと食傷気味。

('98/2/15)

 20枚を越えたところでいつもの病気がぶり返す。自分が書いているものの価値に自信が持てなくなってぐじぐじ悩み出すのだ。ただ、今回はとにかく自分の書きたいものを書きたいところから書くという方針を貫いているので、書きかけの序章はほったらかしにして途中の章を書いてみようかと思っている。

 ディック唯一のジュプナイル、「ニックとグリマング」を一気に読む。いやー面白い。しかし、この面白さが小中学生にわかるかなあ。

('98/2/20)

 ぽつぽつと書き継いで30枚は越えたと思うのだが、序章はまだ形にならない。この間、風邪がぶり返したり、デジカメを入手してCT画像の取り込みを実験したり、救急医学メーリングリストの論争に乱入したりとブンガクからは縁遠い日々であった。反省。読書もトニ・モリスンの「青い眼がほしい」を読んだきり。

('98/3/4)

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詩のページ

 今日は詩のページを少し更新した。15年も前に書いたものだが、いまだに同じようなテーマを追いかけていることに気づいて少々愕然とする。
(→「川」「月を見るもの」

 詩は最初からずっと横書きだった。縦書きの詩は数えるほどしかない。ワープロを意識していたわけでも、無論インターネットでの発表なんて夢にも考えていなかったが、日本語は縦書きで読むものという常識にあえて逆らってみたかったのは確かだ。横文字を違和感なく紛れ込ませることのできるスタイル、ということもあったかも知れない。だから私は横書きの俳句にも何ら抵抗がないし、そもそも句集というものをほとんど読まないので、私が目にする俳句というのは大部分が横書きなのであった。横書きについてはそのうち項を改める必要がありそうだ。

('98/2/15)

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ウェブページ更新の日々

 あっという間に5日も更新をさぼってしまった。この間何も書かなかったのかというと決してそうではなく、他のウェブページの更新作業に追われていたのだった。ここ(T/Club)の連載以外にメディカルサロンというページを手がけていて、さらに本業の画像診断に関して個人ホームページを開いているので、毎日のようにどこかのウェブページを更新している日々なのです。

 16日にMUSEIONというオンライン同人誌を主宰している一之瀬さんからメールを頂戴していたのだが、今日ようやく見に行くことができた。詩、小説、イラスト、ゲーム評などなかなか盛りだくさん。メンバーがひょっとして全員10代なのではないかというのが末恐ろしい。

('98/2/20)

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SciFaiku あるいはSF俳句

 以前 SciFaiku メーリングリストなるものに参加していたが、いつしか活動が下火になってしまった…と思っていたら新しいメーリングリストができていたのだった。SciFaiku というのは Tom Brinck 氏の造語で、簡単に言えば季語の代わりにSF用語を用いた英語俳句である(くわしくは彼の The SciFaiku Manifesto を参照のこと)。

 このメーリングリスト、とにかく活発で一日20通近くのメールが飛び交っている。誰かの作品について別の参加者が作品をつなげたり(SF連句?)、コメントしたり、日米の俳句の違いについて議論したり、なかなか刺激的なのである。私も下手くそな英語ながらいくつか投稿してみたところ、意外に好意的な評が返ってきたこともあり、今月はSF俳句にはまっていたのだった。

finished writing
at the end of the world,
a sudden rain___

Here comes god of dusk!
ever growing ball of black
eats stars without break

restless night of spring
hippocampus keeps mumbling
"You have lost something"


super strings
begin to vibrate...
spring sky


Jovian spring
dragons shed scales of petal
a floating world...

 最近ようやく英語がこなれてきたのか、ぽつぽつとメーリングリストの参加者からコメントを頂戴するようになってきた。(以前はわけがわからんとか、"mystic" といった感想が多かったので少しは進歩したのだろう、きっと)

('98/3/30)

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 その後もぽつぽつと投句を続けている。

teleported books
appeared but were ignored
by phocomeliac mankind

seal-limbed man
books decayed

鰭肢人類本は廃れたり

to sunspots
spring scales keep fallin'

黒点へ春のうろこの降り止まず

after The Impact
surfboard on hilltop
grave-post without epitaph

last moving particle___
  then time froze

 最初の句と2番目の句はカート・ヴォネガットの「ガラパゴス」に想を得たもので、3番目はその日本語訳。4番目と5番目はどちらが先だったか忘れてしまったが、自分ではけっこう気に入っている。6番目の句は短編「The Last Wave」が元になっている。こうしてみると同じ着想をあちこちで使い回しているものなのだな。

('98/5/11)

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極小詩とその日本語訳

 SF俳句のメーリングリストにはその後もこりずに投稿を続けているので、今ではいちおう常連のひとりと言えそうだ。そのメーリングリストでごく短い詩について話題になったので、高橋新吉の「蛇」と草野心平の「蛙」を英訳して紹介したところ、メンバーのひとり、gaKunz こと Gregory Kunz 氏から短詩をメールで頂戴した。かなり苦しい訳だがとりあえず日本語に訳し、彼の俳句の日本語訳とともに私の英語俳句のページに転載させていただいた。

 また、これを機に英語俳句のページの日本語の部分をすべてGIFイメージに替えた。日本語のブラウザで見るかぎりほとんど変化はわからないはずだが、こうすることにより日本語フォントのない環境でも絵として日本語を「見る」ことができるのである。ついでにSF俳句と英語版のオンライン文芸誌へのリンクを追加しておいた。

('98/4/6)

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電子文学特にウェブ小説の可能性

 電子文学というとそのマルチメディア性につい目がいってしまうが、もうひとつの特性であるハイパーテキストの可能性についてしばし実験してみたいと思っている。マルチメディアについては私の能力では画像とせいぜい音声を扱うのが限界で、動画や shockwave あるいは Java ともなると私の手には負えないという情けない理由もあるのだが。(shockwave を使ったテキストだけのアニメという不思議な小品を本間祐氏が発表されている)

 ウェブ小説となると以上の特性に加えてより広い双方向性(interactivity)と即時性(real timeliness)が備わってくる。

('98/3/31)

 JaliNet の本間さんが8月に大阪で電子文学に関する公開講座を企画、本間さんと私とSF作家の堀さんの3人で鼎談することになった。内外の電子出版の中でも CD-ROM などのパッケージものを除外したオンラインの電子文学について、その現状と将来をSFに描かれてきたネットワーク像と絡めながら考えて行きたいと思っている。取り上げる予定の話題は:

 といったところ。まずは電子文学に関するURLを整理していかねば。まずは最近急速に増えているらしいメールマガジンから:

 まぐまぐメールマガジン一覧(アート・文芸)

 例えば「まぐまぐ」が発行しているアート・文芸関係のメールマガジン一覧を見ると、そのすべてが文学を扱っているわけではないがざっと40本が刊行されており、現時点ではすべて無料。お次はメーリングリスト。月刊ML紹介の新着情報を見ると:

 かぐらのものがたり

 詩人ML

 などというものがあり、「文芸」「文学」で検索してみると

 龍谷大学文学部マルチメディア研究会「まるめ」

 日本近代文学ML

 American Literature Mailing List

 といったものにヒットする。おそらく「俳句」「詩」「小説」「SF」等をキーワードに検索すればまだまだたくさんのMLを見つけることができるだろう。

('98/5/28)

 インタラクティビティ、グローバリゼーション、リンクと更新…こんなキーワードで新しい文学を捉えられないかと思っている。

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ふたたび俳句の英訳

 なんとなんと1ヶ月半も更新をさぼってしまった。ほんとうはその間に2回ぶんくらいは原稿を書いていたのだが、インターネット関連業務に使っていた Windows マシンがダウンした時に、T/CLUB の過去の原稿一切ともども道連れになって消えてしまったのだ。代替機が届いたところでウェブ上の原稿をダウンロードしデータを復活しようとしたら、今度は FTP クライアントがハングアップしまくってどうしようもない。泣く泣くインターネット環境をマックに戻し、ノートPCにターミナルアダプタをつないで全部の原稿をダウンロード…するまでの長かったこと。そうこうしているうちに恒信風の次の締め切りが近づいてしまった。

仰向けに死す油蝉ばかりなり

on its back
dies
every large brown cikada

(

from "Hike Record" by Kazuo Terasawa)

原題は「徘徊録」。「俳諧」と掛けてみたのだが…

秋霖や落ちつゝ光る昇降機

autumn rain...
falling shining
an elevator

(

from "Sleep Again" by Koji Murai)

足揃へ降りる暗黒神の留守

putting legs together
descend to the darkness
a god's absence

(from "Winter" by Akemi Tetsumura)

揃えるのは foot なのかはたまた leg か、「神の留守」は直訳すべきか、あるいは単に October でいいのか。悩む。

休暇果つ小さな島の砦跡

vacation is over;
on a small island
a trace of a fort

(from "A Leaf of a Paulownia" by Daisuke Uematsu)

冷まじや月あれば月の抜けあと

chill___
there is a moon
and a moon's negative

(from "Magnetic Field" by Masami Sanuka)

「抜けあと」が難しい。Tom の意見を聞いてみよう。

郷愁や勇魚の胎児やはらかき

nostalgia...
a whale's fetus
is soft

(from "The Sole of a Shoe" by Momen)

ままありてさうと答へり十三夜

after a pause
answered "Yes"
the thirteenth night

(from "Chinese Orange" by Naoko Higashi)

「まま」は「間+間」と解釈。ならば long pause とするべきか。

花の宴かなめの甘き扇かな

cherry blossom feast
a fan with a loose pivot

(from "Light Snowfall" by Kikura)

恐竜の小さすぎたる恐さかな

a dainosur was
too small but
terrible

(from "Disguise" by Tatsuro Kiuchi)

これは意訳しすぎかも。

方形に囲われし海冬港

in a square
surrounded sea
winter port

(from "Winter Scene" by Kazunori Tanabe)

初夢は硝子玉葱かじる音

the first dream of the year was
the sound of biting
a glass onion

(from "Turtle Paradise" by Yusaku Kitano)

鉄骨に鷺ならびゐる寒さかな

on a steel frame
snowy herons sitting in a row
the cold...

(from "Haze on Water" by Yuri)

しぐるるや銀のナイフの三種類

raining off and on...
silver knives of
three varieties

(from "The Earth Has Frozen" by Takako Kanada)

耳つけて鼓動聞きをる花野かな

putting ears on
listening to the heartbeats
flower field...

(from "The Nameless Thing" by Hiromi Kawakami)

月光のTOTOと書かれし便器かな

by moonlight
written "TOTO" on
a toilet...

(from "Kidnapping Haiku" by Kenko)

咳をすれば四人八人十六人

when one coughs
then four, eight and sixteen people

(from "Old Friends" by Osamu Endo)

名月や日本のうへのうすぼこり

a bright moon___
over Japan
a thin cloud of dust

(from "The Grammar and The Immolation" by Sabao Kameyama)

あおい鳥亡母は囮あおい鳥

a blue bird
the late mother was a decoy
blue bird

(from "The Sea" by Ichishibi)

('98/8/16)

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1年5ヶ月ぶりの再開?

 SciFaiku なる語の提唱者であり SciFaiku mailing list の主催者でもある Tom Brinck 氏が来日、その際パスカルサロン他で活躍中のぶる氏、ソリトン同人の帆羽氏、恒信風の寺澤氏とともにミニ句会を催したのだが、その報告をしそびれているうちにずるずると時が過ぎてしまった^^;)

 この間にも恒信風10号の刊行、日本経済新聞での「画像診断医」の紹介、日本SF新人賞への応募と一次予選落ち^^;)などそれなりに動きはあったのだが、総じて文学的には停滞ぎみだったと言わざるを得ない。多分これからもこの傾向は続きそうなのではあるが、書きかけの長編が曲がりなりにも体裁を整えはじめたので、ここからリンクを張ると同時に5月末の完成を目指して改稿を進めることにする。もはやこのコーナーを見に来る物好きはインターネット広しといえどもそうそうはいるまいという読みなのであった。

('00/1/17)

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