T/M&Y(&M’/T’)



                                 (覚醒)
 いわゆる霊感の源は右脳なのだそうだ。そこから湧き上がってくるものに形を与
えるのが左脳だ。右脳は原始的で怠惰で気まぐれだが、何かショックを与えられる
と目覚め、俄然さまざまなイメージを産みだし始める。左脳は律儀で過労ぎみのビ
ジネスマンだ。日常瑣末事の処理に追われているため口数が多すぎるし、せっかち
でもある。おれがインターネット上のマルチメディア作品をリアルタイムで更新し
ていくという自転車操業的離れ業を演じ続けるには両者の協同作業が不可欠だった。
右脳を活性化し、同時に左脳をスローダウンさせること…これがおれの創作の秘訣
だった。
 だが今回おれがぶち当たった壁は、これまでに採用してきたどんなテクニックを
もってしても破れなかった。酒、瞑想、即興演奏、自由連想によるディクテーショ
ン、Mとの昼夜ぶっとおしのセックス…そう、おれはたった今、疲れ果てて涅槃の
笑みを浮かべながら眠ってしまったMのベッドから転がり出てきたところなのだ。
眼球の裏側にびっしりと疲労が貼り付き、Mの全身を舐め回した舌は腫れぼったく、
膝も腰もがたついているし、無理な姿勢で乳首にむしゃぶりついていたお蔭で頚椎
はヘルニアを起こしかけている。こんな時、いつもおれは猛烈な創作意欲に駆られ
るのだ…が、作品の更新時刻が間近に迫っているというのに、おれの指はキイボー
ドに凍りついたままだった。仕方がない。かくなる上は最後の手段だ。おれは鍵の
掛かった引き出しからピルケースを取り出し、中身を机にぶちまけて左右にえり分
け始めた。右側はシナプスの膜を安定化し神経細胞の発火を抑える、精神安定剤や
睡眠薬の類。左側はシナプスの興奮を増強しあるいは抑制系ニューロンの伝達を阻
害する、興奮剤または覚醒剤。あれこれ仮病を装ってはヤブ医者からせしめた薬だ。
おれは作用と用量が正確に拮抗するよう選び出した、色も形もさまざまな薬を口に
ほうり込むと一気にビールで飲み下し、猛然とキイボードに襲いかかった。
「…今回の作品はなかなか評判がいいですよ。特に女性からの反応が大きいですね。
男性の作とは思えない、なんてメールがばんばん届いてます」
 エージェントからのボイスメールを夢うつつで聞きながら、おれは自分がどんな
作品を送ったのか、しきりに思いだそうとしていた。翌日の昼頃ようやく目覚めた
時、おれは右手を枕に机に突っ伏し、左手で送信キイを押し続けたままで、画面に
は延々とzzzzzzzzzzzzzの文字が流れていたのだ。ともかく何かをでっち上げてアッ
プロードしたことは覚えているのだが、作品の内容についてはまったく記憶がなかっ
た。おれは不安に駆られながら自分のページにアクセスし、そこに掲載された作品
を眺めて愕然とした。緊密な構成といい、洒落たデザインといい、それはおれが今
まで発表してきた粗雑な作品とは似ても似つかぬものだった。
 その晩Mとベッドにもぐり込んだおれは、おれ自身の体の変化に気づいた。皮膚
感覚が異様に研ぎ澄まされていて、全身がまるでぺニスの先端みたいに感じやすく
なっているのだ。おれはMと肌を合わせながら、立て続けにやってくる快感の波に
呑まれて我を失いそうになった。Mがおれの上に馬乗りになったとき訪れた絶頂は
永遠に続くかと思われた。
 その後もおれの作品は変貌し続けた。いざ創作となると決まって一種のトランス
状態が訪れるのだ。タイピングしていた両手の動きが、まるで「どもり」の発作の
ように突然もつれる。すると次の瞬間には左手だけが勝手に動き出し、キイボード
を叩きマウスを操作しだすのだった。それはまるでおれの中に棲むもうひとりの人
格がおれの身体を乗っ取り、勝手に自らを表現しだすかのようだった。
 そしてその人格は多分女なのだ。
                                 (診察)
 あなたは学生時代からの友人で、今は性医学研究所の所長となったYを訪ねる。
あなたとYはその昔同人誌を手がけていて、Yは詩を、あなたはSFを書いていた
ものだ。あなたはある事件がきっかけでYと袂を分ってインターネット作家への道
を歩み、Yは筆を折って医学博士となった。
 研究所は郊外の丘の上にあり、清潔でこざっぱりとしていて、性にまつわる暗く
どろどろとした連想とは無縁のようだった。あなたは待合室に置かれていたパンフ
レットを手にとって眺める。「…性別とは何か? sexとは、genderとはそも何であ
るか? 最も厳粛かつ簡便な性別は戸籍に見出される。あなたは女か、しからずん
ば男である。しかし性には社会的なlevelのみならず心理的形態学的遺伝学的なさま
ざまな階層が存在する。形態学的にはpenisを持つものは男、持たざるものは女とさ
れよう。だがこんな事例がある。幼児期に犬にpenisを喰い千切られ以後女として育
てられた「少年」が男に戻ることを望み陰茎形成手術を受けようと決心した。反対
する両親を相手に訴訟まで起こしたあげく、彼はふたたび男に戻った。あるいは世
の中にはふたなりなる奇妙なfreaksが存在するという。男とも女とも交わることの
できる人間は何と呼ばれるべきであろうか? 新生児が持って生まれたものが肥大
した陰核なのか尿道下裂を伴った陰茎なのか区別しがたいとき、その性別を決定す
るのは往々にして両親の意向であり、さもなくば主治医の趣味である。遺伝学的に
Y染色体を持つ胎児では男性器が発達し、そうでない場合には胎児は女性になると
される。通常男性はXY、女性はXXである。ではXXXあるいはXXYあるいは
XYYといった3倍体の人間はどうなるだろう? あるいはY染色体を持ちながら
それに反応する受容体を持たない個体は? この場合には遺伝学的性と生物学的性
の乖離が生じる。あなたはtranssexualなる単語をご存じだろうか? 彼らは誤って
男性の身体に生まれてしまった女性である…」英単語を多用しつつ畳みかけてくる
ような高踏的な文体はまぎれもなくYのものだ。
 診察を終えたYは、あなたが彼の言う「さまざまな階層」のすべてにわたって完
全な男性であることを宣言する。いや、すべてとは言えないか、Yはひとりごちな
がら、脳の精密MRI診断を受けるようあなたに勧める。これは私の最近の研究テ
ーマなの。
 ひとしきり続いた騒音のシャワーにふらつきながら、あなたは画像ワークステー
ションを操作するYの細い指先を見つめている。Yは興奮を隠しきれない様子だが、
検査の結果をあなたはとうに予見していた気がする。画面上1/3に正常な女性の
視床下部が表示されていて、ピンクに色分けされた細胞群がふたつ、左右対称に円
を描いて並んでいる。画面下1/3は正常男性のパターン。こちらはその円が左右
とも小さい。まるで乳首のようだ、あなたは声に出さずに考えている。そして真ん
中に表示される、あなたの脳の断面。左側の円は小さな男性型、右側は大きな女性
型のパターンを示している。アマゾネスの乳首。信じがたいことだけど、Yがかす
れた声でしゃべっている。きみの右脳は女性、左脳は男性のようだ。これはtrans-
sexualとも違う、まったく新しいパターンだね。ではあなたはいったいどうしたら
よいのだろう? あなたは尋ねず、Yは答えない。
 「ambiguousな性の世界にようこそ」別れ際にYは手を差し出しながら晴れやかに
宣告する。Yはバイセクシュアルである。その昔Yから愛を告白され当惑したあな
たは彼から逃れるように同人誌を去ったのだった。
                                 (邂逅)
 ようやく彼と彼女とは出会った。ここでは便宜上、インターネット作家である彼
をT、彼の中に出現した女性人格をM’と呼んでおこう。記号には左右対称という
以上の深い意味はない。TとM’とはそれぞれ右手と左手でキイボードを叩きなが
ら、画面を2分割したCRT上で対話することができる。例えばこんなふうに。
                やあ|ハイ
           調子はどうだい|まずまずだわね
   先日きみが書いた掌編はよかった|あなたの作品も悪くなかったわよ
          ふむ、ありがとう|どういたしまして
   ところで例の文学賞応募作だけど|ひとり1作の応募規定が問題よね
       わかっていれば話が早い|どうしたものかしらねえ
  どちらかいいものを取るといっても|あたしたちの筆力は互角ですものね
      合作というのはどうだろう|作風が違いすぎると思うわ
           でも、そもそも|すべての作品が
           われわれ二人の|あなたと私との
              協同作業|なのよね
 彼/彼女の性格や嗜好は実際のところ一卵双生児よりも似通っていて、滅多に意
見が食い違うことがない。元はと言えば同一人物なのだから当然と言えば当然であ
るが、たったひとつ解決できない矛盾がある。ある晩彼/彼女は鏡の中に片方の目
から涙を流している自分を見出す。
           泣いているの?|あなたの方こそ
            Mのことだね|というよりも
             わかってる|そうなのよ
君は自分の身体が、というよりも性器が|あなたが眠っている間にペニスを切って
             欲しいんだ|しまいたい
    そんなことで問題は解決しない|そうね今度はあなたが欲求不満
といって僕はアナルセックスに応じる事|そもそも私が求めているのはヘテロの男
            はできないし|なんですから
           ぼくのぺニスが|私が使う時には
            血液を溜めた|裏返しにして
    単なる袋だったらよかったのに|そのまま鞘にしてしまうわけね
 だが彼らは知っている、男と女の根源的なトポロジーの相違を。vaginaは決して
裏返されたpenisではありえない。その奥に子宮があるかどうか? いや、トポロジ
カルには子宮とて精子の通り道に過ぎない。道? そう、問題はその先だ。
 射出された精子が卵子に会わなければ|長い尻尾を振りながら一生懸命泳いで
  卵管を通って腹腔内に出るしかない|たどり着いたのは主のいない夜の底
    女の身体は外部に開かれている|読まれずに朽ちるDNAの手紙
 やがて彼女の左手が彼のpenisに触れ、おずおずと、だが二度目には強く握り締め
る。彼の右手が制止するのも聞かず、彼女は狂ったようにpenisを摩擦し始める。彼
女は5本の指で管をつくり、まだ見ぬvaginaを真似て蠕動させる。彼と彼女の呼吸
が荒くなり、鼓動が高まる。完全に一致していながらこんなにも遠い鼓動が。
                                 (手術)
 あなたはふたたびYの研究所を訪れる。YはT/M’の女性人格として定着した
あなたに、仮想居住地(VH=バーチャルハビタット)内で女性として生きること
を勧め、そのための通過儀礼として仮想性転換手術を受けることを主張する。あな
たは痛みこそ伴わないが視覚的には極めてリアルな手術操作を経て女性の身体を獲
得し、その上でVHに移住するべきなの。幻肢症というのがあるでしょ、あれとまっ
たく逆の現象。幻の翼を背中に移植した者は自由にVHを飛び回れるのよ。
 今あなたはYと同化し、神の視点から手術台に横たわるあなたの身体を見下ろし
ている。脱毛処理を施され、エストロジェン軟膏を塗り込まれたあなたの皮膚は胎
児のように滑らかだ。Mのそれをモデルに2度にわたる豊胸術を受け、優美なベル
カーブを描くあなたの乳房はつややかに盛り上がりながら危うい均整を保っている。
だが大きく広げられた両足の間、内診台の端からぶら下がるペニスの情けなさといっ
たら… 思わず苦笑するあなたの隙を盗んでYの細長い指が亀頭をつかんで引き伸
ばし、銀色の刃が正中を一直線に切り裂く。痛みこそないが、冷たい金属に舐めら
れる感触がフィードバックされてきて、あなたの背筋を凍らせる。柔らかい皮膚を
根元まで一気に剥ぐと、解剖図譜そのままの2種類の海綿体が現れる。
 ペニスはエノキ茸に似た細長い軸と傘を備えた尿道海綿体と、それを包む筒状の
陰茎海綿体のふたつから成っている。尿道海綿体はその名のごとく尿道の回りを囲
んでペニスの下寄りに位置しており、その太さからは不釣り合いに大きな、ヘルメッ
ト状の亀頭がその先端に付着している。陰茎海綿体は亀頭を支えるための支柱とし
て両側から尿道海綿体を補強しているのだ。快感を受容する神経端末は尿道海綿体
に集中しているので、クリトリスを作成するためにはこれをできるだけ温存する必
要がある。
 Yは陰茎海綿体をごっそり取り去ると器用な指先を操りながらクモの糸のように
細いナイロンの縫合糸で亀頭と尿道口を縫い縮めていく。中間部分を取り払われ、
今やすっかりコンパクトになった亀頭にぺニスの根元の神経−血管を縫合、残して
おいた皮膚で包むと、そこには見事にクリトリスに変貌したぺニスが現れた。
 こうしてぺニスが矮小化されてみると、重たそうに股間からぶら下がる陰嚢はな
んともグロテスクだ。皺だらけの黒ずんだ皮膚はクルミを連想させ、また大脳半球
を連想させる。Yのメスが陰嚢の縫い目を縦に切り裂き、手早く睾丸と副睾丸を摘
出する。次いで陰嚢の皮膚を両手で掴み、皺を引き伸ばす。結構な面積だ。陰毛を
1本ずつ丹念にピッカーで摘み、高周波で焼いていく。どうしてわざわざそんなこ
とを? あなたは思わず尋ねる。こいつを縫って袋状に加工したら、会陰部に埋め
込んで膣を作成するの。膣の中に毛が生えてたら気色悪いでしょ? かくしてTの
男性器を構成していたパーツはことごとくM’の女性器に転用される。さっき削っ
た陰茎海綿体は会陰部の皮下に埋め込まれて大陰唇になるらしい。こういうのもリ
サイクルというのだろうか。
 いよいよクライマックス。会陰の筋肉を横に裂き、袋状に加工した陰嚢を埋め込
んで膣を作成する。ぺニスが裏返しになって股の間にめり込むような奇妙な感覚。
今まで明らかに外部にあったものが内部に取り込まれ、表面からは見えなくなる。
 今までのあなたにだって穴はあった。耳の穴、鼻の穴、臍そして肛門… だが、
こうしてでき上がった膣はそういった盲端としてのあるいは導管としての穴とはまっ
たく異なる、もっとずっとアクティブな器官になるのだ。歯こそないが、それは口
に最もよく似ている。ペニスをくわえ込み、咀嚼し、精液を搾り取るための器官。
膣の断面が横長であることをあなたは発見する。なんとなく縦長のスリットと思い
込んでいたのだ。仕上げは小陰唇の作成だ。小陰唇に一番近い器官は何かしら? 
楽しげにYが訊ねる。まさか… そう、そのまさかよ。口を開いてね。Yはあなた
の唇から細長い肉片を切り取り、でき上がった膣の両脇に縫いつける。口中に血が
溢れる気がして、あなたは息苦しくなる。快感を感じる神経端末は皮膚−粘膜の移
行部に密に分布しているのだという。フロイトを持ち出すまでもなく、肛門と口唇
はその代表だ。そして小陰唇はその色合いといいテクスチャーといい、口唇にそっ
くりなのだ。
 やがてあなたの目の前に無毛のヴィーナスが立ち現れる。あなたは新たに手に入
れた滑らかな器官の縁を撫で、湧き上がる透明な涙に指を浸してみる。
                                 (反転)
 あたしはVH内のボランティア活動で知り合った男をデートに誘った。まる一年
というもの秘かに観察を続け、彼とならパートナーシップを結べそうだと確信した
のだ。男の名は仮にT’としておくが、VH内で彼が名乗る名前は実社会での名と
は何の関係もないし、彼がここで選んだ性的アイデンティティーが実社会でのそれ
と一致しているとは限らない。実社会では彼は女性なのかも知れないし、ひょっと
したらTの恋人たるMかも知れない(あたしのあそこのモデルはMの性器なのだ。
好奇心旺盛なMなら自分の身体をもっとよく知ろうとあたしに接近することだって
十分あり得る)。あるいは彼は年老いた不能者かも知れないし、数人のオペレータ
が協同で操作する疑似人格であるかも知れない。でも、そんなことはどうでもいい
こと。
 T’はアルコールが入って俄然活気づいた瞳をきらめかせながら、知的できわど
い話題を繰り出してくる。
「ボーヴォワールだっけ、第2の性なんて言い出したのは?」
「そうよ、サルトルの愛人ね」
「でもさ、生物学的には男の方が第2の性なんだ。ぺニスなんて、クリトリス への
発展途上にある原始的な器官だよ。現生人類のオスのぺニスがだんだん小さくなっ
てきてるっていうのは退化じゃなくて進化なんだ。だってあんなに小さなマッチ棒
の頭みたいなところに恐ろしいほどの密度で快感を感じる神経端末が埋め込まれて
るんだぜ。快感のためだけの独立した器官を持っているなんて凄いことだよ。おれ
は少なくともこの点に関しては女性が羨ましいね」
「そうかしら。でも女性が男性よりもずっと深くて豊かな快感を与えられているの
は、産みの苦しみを購ってやろうという、神様の粋な計らいなんじゃない?」
 案の定T’の真面目そうなペルソナの裏側には好色で積極的な素顔が潜んでいた
ようだ。彼はどこでこのペルソナを手に入れたのだろう? あたしのペルソナはT
とMの顔と表情をモーフィングして作られたものなのだけど。
 T’はマリンブルーのワインボトルに手を伸ばし、細心の注意を払いつつあたし
のグラスに金色の液体を注ぐ。無造作に自分のグラスにも。それからT’はあたし
の眼をまっすぐに覗き込みながら指先をグラスに浸し、わずかにグラスの縁を濡ら
して、ゆっくりとこすり始める。音叉に似た純音が立ち上る。グラスハーモニカ。
T’の指の動きに合わせてあたしの奥で熱い波動が生まれ、ゆっくりとあたしの全
身に広がっていく。やがてあたしの波動に応えて、彼の獣が目覚めるだろう。あた
しの身体感覚はTと愛し合うときのMの反応をもとに調整されている。あたしがT
の眼の裏側からずっと見続けてきたMのあの恍惚とした表情を、M’であるあたし
もまた浮かべるのだろうか。今この瞬間もじっと息を潜めながらあたしと視点を共
有しているはずのTは、はじめて外側から男の性を眺めてそこに何を見出すだろう。
あたしたちは至高体験を共有できるだろうか。
 あたしたちは今夜互いを抱擁し、互いに浸透し合い、ともに死ぬだろう。明日の
朝、新しく生まれたあたしたちは存在の深部へ降りるための扉を手に入れているだ
ろう。それは決して単なる裂け目でも傷でもない。
 そしてあたしたち、TとM、M’とT’とは相互に補完し合いながら、世界の4
つの方位、4つの季節をかたちづくるのだ。
                                  (了)

('96/12/31発表:'98/6/9掲載)

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