カメ天国通信


その100

【カメ人間日記】
(2004年11月後半)

十一月十六日(火)
 朝から図書館、午後は心斎橋のスタジオへバンドの練習。いろいろと事情があって、この練習をもってこのバンドはしばらく休止ということに決定した。どんなことあれ、続けるというのはなかなか難しい。練習終わりで大学時代からの友人の事務所にいってぐだぐだと話す。まあこの年になるといろいろとありますなあ。
*シチュー、白米、大根サラダ、大根の葉のきんぴら、バナナケーキ。

十一月十七日(水)
 夜、五十分ほど走る。
*手巻き寿司、大根の葉のきんぴら、バナナケーキ。

十一月十八日(木)
*シチュー、白米、大根サラダ、バナナケーキ。

十一月十九日(金)
 夜、五十分ほど走る。
*玄米、豚肉と野菜のオイスターソース炒め、冷奴、豚汁、大根の葉のきんぴら、ひじきのコンソメ煮、大根サラダ、シュークリーム、バナナケーキ。

十一月二十日(土)
 京都SFフェスティバルへ。今年は京大の学園際のなかで行われている。大学の学園祭の雰囲気というのはなつかしかった。思えば二十年ほど前、落語研究会で寄席をやったりおでんを売ったりしていたのだった。ま、京大じゃなかったですけど。というわけで、合宿にも参加して、ますます学生気分である。いい年をして合宿などと称して世間的にはどうでもいいようなことをああだこうだうだうだうだと飲みながら朝まで話し続けるというのは、もしかしたらとんでもなく幸せなことなのではなかろうか。ああSFでよかったと思うのである。久しぶりにどっぷりSFに漬かった一日でした。
*ヒレカツ定食、ビール。

十一月二十一日(日)
 朝になってもそんな気分をひきずっているせいか喫茶店でだらだらだらだらと四時間ほど世間的にはどうでもいいであろう話をしてからようやく帰宅。ちょっとだけ寝てから劇団の稽古場の片付けに行く。
*玄米、卵焼き、ほうれん草炒め、ひじきのコンソメ煮、豚汁。

十一月二十二日(月)
 午後、稽古場でトランペットのレッスンを受ける。循環コードのなかでのディミニッシュ・スケールの使い方について。何年か前に教わったいろんなことが最近になってようやく、かちゃかちゃと自分のなかで形になってきたような気がして嬉しい。いったん展開したフレーズをあるひとつの音に「解決する」という概念は、小説を書くときの感じによく似ていておもしろい。
 夕方、ストーブを買って台車に乗せてがらがらと押して帰ってくる。考えてみたらストーブを買うというのは生まれて初めての体験である。
*玄米、クリームシチュー、大根サラダ、卯の花、レバーとブロッコリーのオイスターソース炒め、どらやき。

十一月二十三日(火)
 千里中央のサザンクロスで、唐口一之カルテットのライブ。今回もラッパから二メートルの位置で堪能。力強くてテクニックがあって、しかし変にマニアックにならずにメロディーの心地よさを素直に楽しめる演奏は、落語にたとえるなら桂雀三郎のようだといつも思うのだが、田中啓文氏にも意見を聞きたいところ。
 夜、四十分ほど走る。
*白米、ひじきの煮物、大根サラダ、豚汁、キムチもやし炒め、冷奴、葡萄、どらやき。

十一月二十四日(水)
 近所の小学校で健康診断をしてくれるというのでさっそく妻と出かけて検診してもらう。ふたりとも異常なしでよかったよかった。そのあと図書館へ。
*白米、ひじき煮物、大根サラダ、豚汁、レバーと烏賊と野菜の炒め物、冷奴。

十一月二十五日(木)
 夜、五十分ほど走る。
*烏賊飯、大根サラダ、ひじき煮物、大根の葉のキンピラ、葡萄、どらやき。

十一月二十六日(金)
*焼き素麺、大根サラダ、ひじき煮物、大根の葉のキンピラ、トムヤムスープ。

十一月二十七日(土)
 木枯らし一号の吹いた日に桂雀三郎師匠の『池田の猪買い』を生で聴く幸せ。
 それにしても、桂雀三郎の落語は今、かなりすごいところにいると思う。今までさんざん聴いてきたネタなかのなんでもない台詞やくすぐりが、なぜこんなにおもしろいのだろうか。まあ、それが芸の力というものなのだろうが。
*生ビール、から揚げ、レンコンの天麩羅、ソーセージ、他、打ち上げメニュー。

十一月二十八日(日)
 朝から劇団の用事で一心寺方面へ。
 夜、五十分ほど走る。
*豚すじ蒟蒻入りモダン焼き、大根サラダ、大根の葉のキンピラ、柿、どらやき。

十一月二十九日(月)
*玄米、大根サラダ、すじ蒟蒻、トムヤムスープ、ロールキャベツ、柿、どらやき。

十一月三十日(火)
 ようやく少し寒くなってきたか。亀はタライの水のから出てこない。夕方、天王寺あたりをぶらつく。
*玄米、大根サラダ、トムヤムスープ、ロールキャベツ。


無断転載禁止 (c) Yusaku Kitano/Hiroko Morikawa(イラスト)
[  カメ天国通信 に戻る |  前のページへ |  次のページへ ]