カメ天国通信


その106

【カメ人間日記】
(2005年2月後半)

二月十六日(水)
*冷奴、クリームシチュー、白米。

二月十七日(木)
*大根と水菜とベーコンのサラダ、玄米、野菜炒め。

二月十八日(金)
*おでん、玄米、冷奴。

二月十九日(土)
*おでん、白米、ダイコンと水菜とマッシュルームのサラダ。

二月二十日(日)
*玄米炒飯、ふかひれスープ、リンゴ。

二月二十一日(月)
*茄子カレー、千切りキャベツ、みかん。

二月二十二日(火)
*白菜とホタテの鍋、玄米、ダイコンと水菜とマッシュルームとベーコンのサラダ。

二月二十三日(水)
*茄子カレー、ダイコンと水菜とマッシュルームとチーズのサラダ。

二月二十四日(木)
 子供の一ヶ月検診である。子供を抱いて歩いて四十分ほどの助産院へ。とりあえず、順調に育っているようなのでひと安心。やたらとぐずって泣いたり乳を欲しがったり小便の回数が多かったり、他にもいろいろちょっとしたことで大丈夫かいなと心配になる。まあ皆そうなのだろうが。  それはそれとして、最近、「我」みたいなものが出てきた感じがしてなかなかおもしろい。ただ泣いているだけでなく、腹を立てたりもしているようである。トランペットにミュートつけてぽおぽお吹くと、笑ったりするようになった。
 夜、H書房のS澤さんより電話。Jコレクションの書き下ろし長編の件。とにかくいちおう最後まで出来てはいるわけだから、ここから先は、いじればいじるほど良くなるだけの、まあどちらかといえば楽しい作業である。小説を書くのを楽しいなどと言っているとなんだか馬鹿みたいに思われそうだが、でも実際そうなのだから仕方がない。なかなかうまくならないことも含めて、これ以上におもしろい遊びというのはなかなかないのではないかと思う。じっくりと腰をすえて楽しませてもらうことにする。
*水炊き、玄米、みかん。

二月二十五日(金)
*いなり寿司、アボカド、水菜と人参とマッシュルームのサラダ。

二月二十六日(土)
 桂雀三郎つるっぱし亭に行く。
 例によって田中啓文氏も来ている。
 しかしまあ、あいかわらずおもしろかったとしか書きようがない。『時うどん』で二回目に食ううどんは、今まで見たなかでもダントツで不味そうなうどんだった。もう何回観たり聴いたりしたのかわからないようなネタにもかかわらず、これが雀三郎師匠の手にかかると毎回なにかしら新しい発見と新しい笑いがある。ネタの解釈が深いのだ。加えてギャグの新鮮さは、まるで新作を観ているようである。というか、もう古典とか新作とかそんなレベルのところにはいないのだろう。こんなのを近所で定期的に楽しめるというのはなんと幸福なことか。終わってから、田中啓文氏と「いやあ、すごいなあ」「この年になって『時うどん』であないに笑うとは思わんかった」「いやそれにしても、今日の『二番煎じ』あそこのくすぐりは」「ああ、あそこやろ」「あれはアドリブなんかなあ」「いや、アドリブやないでしょ」「なんにしても、あれはおもろいなあ」「うん、おもろいなあ」そして顔を見合わせ「はああああ」と幸せなため息をつく。落語ファンでよかったとつくづく思う冬の夜である。
*打ち上げの場にあったものいろいろ。

二月二十七日(日)
*野菜炒め、味噌汁、白米。

二月二十八日(月)
*ヤキソバ、味噌汁、ダイコンと水菜とマッシュルームとチーズのサラダ。


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