カメ天国通信


その112

【カメ人間日記】
(2005年5月後半)

五月十六日(月)
 阪大にあるサイバーメディアセンターという名前からしてじつにSFな建物で行われた野尻さんの講義を見物。これは、菊地誠さんの授業の一環で、『サイエンス・フィクション: 科学と物語の間』という授業なのだそうな。
 例によって途中で道に迷って遅刻してしまったが、『太陽の簒奪者』をネタにしたじつに濃くておもしろい授業だった。行ってよかった。いや、それにしても、『太陽の簒奪者』の設定などに関するいろんな質問というかツッコミに野尻さんが的確に答えていたのには感心した。あんなことはとてもじゃないが真似できません。
 せっかくこんなおもしろいことが行われているのだから、これからもたまに覗かせてもらうことにしよう。阪大のキャンパスもなかなかいい感じである。あと、太陽の塔が彼方に見えてたら言うことないのだが、残念ながら丘に遮られて見えない。
*ビアホールにあったもの、いろいろ。油もの多し。

五月十七日(火)
 夜は劇団の稽古。
*豚肉とレンコンと筍の炒め物、玄米、カニカマボコとセロリのサラダ。

五月十八日(水)
 夜は劇団の稽古。
 四ヶ月検診に行く。それにつけてもお役所仕事の能率の悪さよ。どっと疲れて帰ってくる。
*豚肉とレンコンと筍の炒め物、水菜とトマトと玉葱のサラダ、玄米、りんご、グレープフルーツ、豆乳プリン。

五月十九日(木)
 夜は劇団の稽古。
*ちらし寿司、水菜とトマトと玉葱のサラダ、味噌汁、グレープフルーツ、苺ロールケーキ。

五月二十日(金)
 夜は劇団の稽古。
*クリームシチュー、白米、水菜とトマトとパプリカのサラダ、チーズ、グレープフルーツ。

五月二十一日(土)
 夜は劇団の稽古。
*ちらし寿司、水菜とトマトとパプリカのサラダ、味噌汁、グレープフルーツ、苺ショートケーキ。

五月二十二日(日)
 昼間にレンタカーで八尾に行ってセットやらなんやらを稽古場まで運んでから、夜は劇団の稽古。
*炊き込み御飯、トマトとレタスとパプリカのサラダ、卵焼き、いかなご、ほうれん草のお浸し、グレープフルーツ。

五月二十三日(月)
 劇場で仕込み、場当たり。
*カレー。

五月二十四日(火)
 朝から子供を風呂にいれて、劇場入り。
 とりあえず無事に幕が開いた。やれやれ。
*カレー。

五月二十五日(水)
 今日も朝から子供を風呂にいれて、劇場入り。昼と夜の二回公演のあと、大急ぎで舞台をバラして、そのまま稽古場の打ち上げに突入。明け方、群青色の空に浮かぶ大きな月を眺めながら自転車で帰宅。
*打ち上げメニュー。

五月二十六日(木)
 ちょっとゲラを見ただけで、あとはだらだら。
*玄米、コロッケ、キャベツ千切り、レンズ豆と野菜のスープ、苺。

五月二十七日(金)
*ちらし寿司、キャベツのサラダ。

五月二十八日(土)
 桂雀三郎つるっぱし亭に行く。
 もう何度でも書くが、やっぱりすごいものはすごい。芸というのは、「人情」だとか「粋」だとか「人生の機微」だとかそんな曖昧なものではなくて、最高のタイミングとトーンで台詞を発することができるという、純粋に技術的で計測可能なものであることを再認識。「恋のキューピットおおおおおおっ!」という台詞は、もうあのトーン以外ありえないでしょう。ああ、おもしろかったなあ。
 こんな芸を見たあと、そのまま打ち上げにまで顔を出して、師匠とあれこれ落語の話をするというのは、想像できなかったほどの幸せで、もしかしたらもう自分は死にかけていて、これは死ぬ前に見ている幸せな夢なのではないかと思うほどなのだが、田中啓文ならばこれがけっして大袈裟な言い方ではないということがわかるだろう。
 そういう感覚がちゃんと感じられるのが『笑酔亭梅寿謎解噺』であって、そういう感覚とは無縁のものが『タイガー&ドラゴン』。ま、そんな違いが気になるのは、たぶん一万人に一人くらいでしょうけどね。
*打ち上げの場にあったものいろいろ。

五月二十九日(日)
 劇団の公演も終わったので、ひさしぶりにライブを聴きに行く。
唐口 一之 (Tp)、竹下 清志 (P)、引場 京子(Vo)
 とてもいい気持ちになって帰宅。
*ちらし寿司、山伏茸の味噌汁。

五月三十日(月)
*ちらし寿司、山伏茸の味噌汁、苺、アイスクリーム。

  五月三十一日(火)
*炊き込み御飯、レタスと玉葱とマッシュルームのサラダ、味噌汁、夏みかん、チョコレートケーキ、苺。


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