カメ天国通信


その130

【カメ人間日記】
(2006年3月前半)

三月一日(水)
*角煮、白米、煮卵、大根と水菜のサラダ、味噌汁。

三月二日(木)
*菜の花とベーコンのスパゲティ、大根と水菜のサラダ、おから、ガトーショコラ。

三月三日(金)
 日本SF大賞と新人賞の授賞式に東京へ。パーティーでいろんなひとに会ってぐだぐだと話す。それにしても、今テレビでやっている超・怖い話はなかなかいいですねえ、とかいうような話を平山さんや牧野さんとできるというのは、豪華というかなんというか。なんとなくそのあたりだけ空気がどんよりしていたのは気のせいか。二次会では、飛さんと手を振り回す子供の話などできてなかなか楽しかった。
*パーティ会場にあったもの。

三月四日(土)
 昼バスで大阪に帰ってくる。皆、時間がもったいない、とか言うが、本は読めるし考え事もできるし安いし二階席はけっこう景色もよかったりして、あれはなかなかいいものだと思うけどなあ。
*煮卵、大根の煮物、白米、味噌汁。

三月五日(日)
 だらだらしていた。夜、五十分ほど走る。
*パエリア、大根と水菜とベーコンのサラダ、ガトーショコラ。

三月六日(月)
*ファラフェル、大根と水菜のサラダ、ガトーショコラ、苺。

三月七日(火)
 この日記ではすっかりおなじみ民族学博物館のアルバイト仲間でサックス吹きの井上君宅で、鴨パーティ。いちおう今回の民博のアルバイト打ち上げも兼ねているらしいのだが、アルバイトはまだ終わっていないとはこれいかに。仕事帰りの井上君が大いに腕をふるい、いろいろと作ってくれる。なにしろ初めて会ったときからもう八年くらいたっているから、結婚したり子供ができたりはしているのだが、それにしても皆あいかわらずだなあ。妙な集まりである。食って飲んで笑って終電で帰宅。
*鴨の肝の刺身、手羽唐揚、もも唐揚、鍋、鴨南蛮、アイスクリーム、他いろいろ。

三月八日(水)
*お粥、大根と水菜とトマトのサラダ、蕗のお浸し、餃子、えのき茸のバター焼き、烏賊塩辛、みかん。

三月九日(木)
 民族学博物館でアルバイト。いろんなものをテグスで縛ったりする。
 テレビでやってた「ノイズ」という映画を観たのだが、あまりにしょーもなくてびっくりした。
*秋刀魚ご飯、大根と水菜のサラダ、にぼし、ガトーショコラ。

三月十月(金)
 引き続きアルバイト。
*穴子丼、わけぎのぬた、大根と水菜のサラダ、烏賊塩辛、にぼし、わかめスープ。

三月十一日(土)
 夜、五十分ほど走る。
*ちらし寿司、味噌汁、わけぎのぬた、バナナケーキ。

三月十二日(日)
*ちらし寿司、大根と水菜のサラダ、味噌汁、わけぎのぬた、にぼしの甘煮、バナナケーキ。

三月十三日(月)
 昼間、ちょっと驚くほどの激しい雪が降る。積もるのではないかというくらいの勢いだったが、ほんの十数分で晴れた。そのせいなのかどうなのか、うちからは夕陽丘の方向に見える夕焼けが今日はとてもきれいだった。
*茸と豚肉のおこわ、大根とアンチョビのサラダ、蓮根のオランダ煮、白菜と小松菜の蒸しもの。

三月十四日(火)
 八天さんの落語会に行く。落語についていろいろ思ったことはあるのだが、いちばん印象に残ったことはといえば、田中啓文の金のなさである。堀晃さんの日記にあったことは嘘でも誇張でもなかったのだ。落語界のあと、いっしょに飲みに行き、今年の年収が私の五倍くらいあるという話にまずおどろいたが、まあよく考えたら十倍くらい働いているので特に不思議でもなんでもなく、むしろ効率は悪すぎるくらいである。ところが、なぜか金がないのだという。けど、映画化もされたし連載も複数あるし、金がないはずがないではないかと言っても、ないものはない、銀行にも全然ないのだという。
 金だけでなく、他にもいろんなものがなくなっているらしい。新幹線のチケットもなくしたし、他にも大変なものをなくしていることが最近わかったらしい。そら、家のどっかに五百万円くらい落ちてるんやで。帰ってよお探してみい、とか言っていたところ、帰りにレジの前で「ええっとひとり三千七百円やな。あれえっ、三千円しかないっ。そんなあほな。さっき本屋で見たときはいっぱいあったのに。なんでやろ?」などとしきりに不思議がっている。知らんがな。
*居酒屋にあったもの。

三月十五日(水)
 確定申告に行く。といっても、妻が全部やってくれているので、私は子供を抱えて後ろに立っているだけ。にもかかわらず、今日は何か大きなことを成し遂げたような気になる。
 夜、五十分ほど走る。
*石狩鍋、バナナケーキ。


無断転載禁止 (c) Yusaku Kitano/Hiroko Morikawa(イラスト)
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