カメ天国通信


その135

【カメ人間日記】
(2006年6月前半)

六月一日(木)
 大人計画の『まとまったお金の唄』を観に行く。市川実和子はとてもよかった。それにしてもお客がよく笑う。
 夜、一時間ほど走る。
*鶏と空豆のコルマ、白米(バスマティ)、水菜と玉葱とトマトのサラダ。

六月二日(金)
*鶏と空豆のコルマ、白米(バスマティ)、水菜と玉葱とトマトのサラダ。

六月三日(土)
*お好み焼き、レモンパイ。

六月四日(日)
*クリームシチュー、白米、カニカマボコとセロリのサラダ、蓮根のカポナータ、レモンパイ。

六月五日(月)
 堀晃さん、八杉将司さんといっしょに姫路モノレールの軌道跡を見に行く。子供の頃、私はこのモノレールに乗って手柄山山上遊園まで行ったことがあるのだが、それは長いこと夢だが現実だかわからない記憶として自分のなかにあって、けっこう大きくなってから姫路で廃線になったモノレールの軌道を見て、あああれはこれに乗ったときの記憶だったのかと納得したのである。あの頃の子供にとっては、モノレールというだけでとても現実とは思えないような未来の乗り物で、しかもそれに乗って山の上にある遊園地と水族館に行くのだから、それはもう夢そのもののような記憶なのだ。
 堀さんがブログでまだ残っているこの軌道のことに触れていて、それが懐かしくて書きこんだら、では廃線ウォークをしよう、ということになったのである。姫路から手柄山まで、歩いて約一時間、途切れ途切れに残っているモノレールの軌道を辿っていくのは、昔見た夢の残骸のなかに入りこんでしまったみたいで、かなりいい体験だった。実際に稼動したのは八年だけで、大赤字で廃線らしいから、近く(電車で三十分)に住んでいたといってもこれに乗れたのはかなり幸運なことだったのだろうと思う。現に、堀さんも八杉さんも乗ってはいない。
 というわけで、もしソラリスの海にモノレールの軌道と山の上の観覧車が現れたら、私が沈んでいると思ってください。
*クリームシチュー、白米。

六月六日(火)
 夕方、一時間走る。
*サラミとトマトと玉葱のピザ、レタスと水菜とトマトのサラダ、プリン。

六月七日(水)
*クリームシチュー、白米、レタスと水菜とトマトのサラダ、プリン。

六月八日(木)
 一才四ヵ月になった子供が、このところドコモダケに夢中なのである。好きなCMは前からあったのだが、今はこれがダントツ。このあいだフリーマーケットで十円で買ったドコモダケの小指大の人形に向かってCMソングを真似た歌らしきものを「やった、やった」歌うことからも、テレビの中で動いているあれとその人形が同じ物であると認識しているようである。それどころか、このあいだドコモダケのサイトでCMを見せてやったところ、それ以来、コンピュータの画面を開いていると人形を片手に「やった、やった」と歌いながらのたのたやってきて、でたらめにキーを叩いて、ドコモダケを見せるまで泣きわめくのだ。
 どうやら初めて好きになったキャラクターは、ドコモダケであるらしい。それにしても、あるキャラクターを認識して、それが好きになるというのはなんとも不思議なことだと思う。
 この調子なら、そのうちバンデル星人とマタンゴも好きになるに違いない。
 夕方、四十分ほど走る。
*蓮根と唐辛子のスパゲティ、大根とトマトと赤ピーマンと生姜のサラダ、味噌汁、プリン。

六月九日(金)
 『サイレントヒル』の試写会。映像はかなりいいし、怪物がいっぱい出てきてどれもけっこう怖い。これでお話がもうちょっとうまく出来てたらなあ。いやまあ怪物だけでもけっこう満足はしたけど。
*焼き豚と玉葱の炒め物、白米、キムチ、蛸の塩辛、大根と赤ピーマンとレタスのサラダ。

六月十日(土)
 夕方、五十分ほど走る。
*キムチ炒飯、水菜と大根と赤ピーマンのサラダ、味噌汁、苺アイスクリーム。

六月十一日(日)
 どうもうまくいかない。うまくいきそうになって捨ててばっかりである。まあ、書き出しが決まるまではいつものことではあるのだが。
*麦ご飯、渡り蟹の醤油漬け、焼き豚、水菜と大根と赤ピーマンのサラダ、味噌汁。

六月十二日(月)
 と、思っていたらちょっと入口らしきものが見えた。ここから入ったらだいぶぐねぐねと歩きまわることができるような気がするのだが気のせいかもしれない。まあ、入ってみなければわからないのだが、たとえ気のせいでもこういうものを見つけるのは嬉しい。
 夕方、五十分ほど走る。
*サーモンの手打ちパスタ、大根と水菜と赤ピーマンのサラダ。

六月十三日(火)
 夜、劇団の稽古。
*鶏と蟹のお粥。

六月十四日(水)
 定期検診のため京橋にある歯医者に行く。行くたびにいつも思うのだが、ここにあるカラオケ屋が異様に安いのである。なんと1ドリンク付きで一時間九十円だ。こないだまでは一時間百四十円で、それでも周囲の店のなかでいちばん安かったのに、なぜこのうえ安くする必要があるのか。さっぱりわからない。だって、九十円ですよ、九十円。いったいどうなっているのだ。
*夏野菜のトマトソース・パスタ、バゲット、大根と水菜と赤ピーマンのサラダ。

六月十五日(木)
*チキンコルマ、白米(バスマティ)、大根と水菜と玉葱のサラダ。


無断転載禁止 (c) Yusaku Kitano/Hiroko Morikawa(イラスト)
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