カメ天国通信


その138

【カメ人間日記】
(2006年7月後半)

七月十六日(日)
 夜、劇団の稽古に行くと、いろいろと大変なことになっていて、今回の公演は中止、というところまで決まりかけていたというか、いちどは決まっていたのだが、しかしまあなんとかがんばっていこうということになる。
*ファラフェル、メロン。

七月十七日(月)
 夜は劇団の稽古。
*筍ご飯、キャベツと胡瓜とトマトとマッシュルームのサラダ、味噌汁、ピーマンと茄子の炒め物。

七月十八日(火)
 二十二日の「ハナシをノベル」の打ち合わせに八天さんと東京から帰ってきたばかりの田中啓文と梅田で会ったのである。打ち合わせ自体はすんなり終わり、あとは、東京で落語会のチケットを無くした、といったいつもながらの田中啓文うっかり話を聞いたりして「それにしても、ほんまによお物を無くす人やなあ」とか笑っていたら、いきなり田中啓文が「ここにおいといた青いビニール袋がない」などと騒ぎ出した。「いや、そんなもん最初から持ってなかったけどなあ」「いや、確かに持ってたんや。ここまで来るあいだも、ずっとこうやって手に提げてた」「そんなことないって」「新幹線を降りたときには持ってた」「でも、待ち合わせ場所に来たときはなんにも持ってなかったで」「ほならあそこかもしれん」
 銀行のキャッシュディスペンサーのところで忘れたのではないかというのだ。あっちでもないこっちでもないと迷ったあげく八天さんの助けでようやくその銀行にたどり着き、しばらく表で待っていると、田中啓文がビニール袋を提げて出てきた、のはいいのだが、そのビニール袋は青ではなく白である。「青とちゃうやん」「ああ、この袋のなかに入れてるもうひとつの袋の色と勘違いしてたんや」と袋をあけて見せてくれたそのビニール袋は黒だ。頭大丈夫なのか、と尋ねることすらアホらしい状態である。私は劇団の稽古があるのでそこで二人とわかれて稽古場に行ったのだが、これから八天さんと飲みに行くと言っていた田中啓文ははたしてちゃんと帰宅できたのだろうか。
*繊維入りゼリー、抹茶マロンケーキ。

七月十九日(水)
 夜は劇団の稽古。
*ラムステーキ、味噌汁、トマトと胡瓜とキャベツのサラダ、バゲット。

七月二十日(木)
 夜は劇団の稽古。
*チキンライス、トマトと胡瓜とキャベツのサラダ、味噌汁、抹茶マロンケーキ。

七月二十一日(金)
*鮭とジャガイモのチゲ、白米、枝豆。

七月二十二日(土)
 朝から劇団の仕事、昼から稽古、夕方から自転車で中の島へ。 自分の書いた落語を客席から観るというのはやっぱり緊張する。これはちょっと慣れそうにない。というわけで、「ハナシをノベル!」の第二回。今回は私の書いた二席。『天動説』と『寄席の怪談』でした。
 『天動説』は過去に何度か桂雀三郎師匠によって高座にかかっているのだが、『寄席の怪談』のほうはネタおろし。最初に対談(?)をやってから落語に入ったのがよかったのか、前回ほどは客席に緊張感はなく、なかなかいい雰囲気になっていたと思う。八天さんも、「まだ覚えてない」「ぜんぜん出来てない」とか言いながらちゃんといい形に仕上げていた。まあプロのそういう言葉をそのままとってはいけませんね。最後のお客さんの拍手も暖かかったし、とにかくやれやれである。
*打ち上げの場にあったもの。

七月二十三日(日)
 午後から劇団の稽古。
*うどんチゲ。

七月二十四日(月)
 夜は劇団の稽古。
*タイカレー(レッド)、白米。

七月二十五日(火)
 夜は劇団の稽古。
*タイカレー、白米、トマトと玉葱と人参のサラダ。

七月二十六日(水)
 午後、トラックで大道具を積みに行って、そのまま夜は稽古。
*キムチチゲ、小松菜のお浸し、卵焼き。

七月二十七日(木)
 劇場で仕込み。
*カレーライス。

七月二十八日(金)
 ゲネ、本番。とりあえず初日の幕が開いた。やれやれである。
*カツカレー。

七月二十九日(土)
 昼と夜の2ステージ。
 なぜカレーばかりなのかと言えば、うちの劇団はお金と手間を節約するためもあって、仕込みと本番の食事は劇団で作っているのである。もっとも、仕出しの弁当なんかよりはずっとうまいから、スタッフにも好評なのであるが。
*海老カレー。

七月三十日(日)
 楽日。最後のステージを終えてそのまま舞台をバラし、劇団の稽古場で打ち上げ。
*鍋、他、打ち上げメニュー。

七月三十一日(月)
 一日だらだらと過ごす。
*ちゃんぽん麺、モロヘイヤのスープ、胡瓜とトマトと玉葱のサラダ、枝豆、クワイとココナツミルク。


無断転載禁止 (c) Yusaku Kitano/Hiroko Morikawa(イラスト)
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