カメ天国通信


その139

【カメ人間日記】
(2006年8月前半)

八月一日(火)
*鰈入りタイカレー、白米、クワイとココナツミルク、桃、マンゴー。

八月二日(水)
*鰈入りタイカレー、白米(バスマティ)、味噌汁、胡瓜とトマトと玉葱のサラダ、ずいきの酢の物、ヨーグルト、ナタデココ、クワイとココナツミルク。

八月三日(木)
 娘の一歳六ヵ月検診。いつもながらお役所の能率の悪さには呆れる。「今はいったい何待ち?」という時間がやたらとあって、どっと疲れて帰ってきた。
 夜、ひさしぶりに五十分ほど走る。
*レバニラ炒め、白米、味噌汁、トマトと玉葱のサラダ、枝豆、ヨーグルト、ナタデココ、キャラメルアイスクリーム。

八月四日(金)
 夕方から弁当を持って大阪城公園のオーサカキングを見物に行く。思ったより涼しくて快適だった。変なものもけっこうあったし。らいよんちゃんの着ぐるみはかなりよく出来ている。娘はそこいらを走りまわったり、お城の坂を登ったり、で大はしゃぎ。
*おにぎり、ひゅうなと塩豚の炒め物、いかなご、回転焼き。

八月五日(土)
 夜、五十分ほど走る。
*カワハギとずいきの煮つけ、トマトと玉葱のサラダ、玄米、茄子と大蒜の炒め物、モロヘイヤ入り味噌汁。

八月六日(日)
 夜、劇団会議。劇団の今後について、かなり重要なことが決定された。まあ劇団にとっても劇団員にとっても、この決定はいいことなのだろう。かなりいろんなところに無理がきていたので、なんにしてもこのままではまずいだろうと思っていたのだ。
*タイカレー、玄米、わらび餅。

八月七日(月)
 夜、一時間ほど走る。
*鯛の刺身、白米、瓜の酢の物、蛸塩辛、ずいきの煮物、モロヘイヤ入り味噌汁。

八月八日(火)
*モヤシとピーマンとひゅうなの炒め物、白米、トマトと玉葱とチーズのサラダ、瓜の塩もみ、モロヘイヤ入り味噌汁。

八月九日(水)
 夕方になると近所にわらび餅を売りにくるのだが、このときの「わらびいいもちいいい」という売り声を娘が「あういいいいういいい」などと真似るのである。メロディーを真似たのはたぶんこれが最初、つまり、娘が生まれて始めて口ずさんだ歌は、わらび餅の売り声ということになる。そして最近テレビで流れているゲド戦記のCMであの「こおおおころおなにに」というあの歌が流れると「おおおころおおお」と即座に繰り返す。他の曲ではそんなことはやらないことから考えても、このふたつの曲は特別なのだろう。というわけで、子供に教えられたこと。
 わらび餅とゲド戦記はテーマソングが似ている。
 夜、ライブを聴きに行く。
ひきばきょうこ(Vo),唐口一之(Tp),竹下清志(P)
 毎度のことながら、すごく気持ちがよくなる演奏だった。
*茄子と玉葱の炒め物、大豆ご飯、味噌汁、煮こごり。

八月十日(木)
*玄米、トムヤムスープ、トマトと玉葱とカッテージチーズのサラダ、烏賊の醤油漬け、アプリコットのケーキ。

八月十一日(金)
 昼間、子供を連れて、『キョロちゃんエクスプレス』なるものを見に行く。近所のスーパーで、チケットが当たったのである。ミュージカルというか着ぐるみショーというか、まあそんなのである。それにしても、チョコボールのキョロちゃんは、立体化するには、だいぶ無理があるように思う。マシュマロ博士の役の人は、かなりよかった。
 夜、雀さんフェスタの二日目に行く。
 桂雀三郎師匠は「遊山舟」「らくだ」「わいの悲劇」の三題である。これをいちどに演るだけでも相当な気力体力が必要なはずだが、しんどさなどみじんも感じられないし、いきおいはあっても雑なところはない。まさに力と技のJ3。
 「遊山舟」で舞妓の振袖の南京豆で延々ひっぱるギャグなんかは今の漫才に比べても相当ぶっとんでいるし、「らくだ」の気の弱い紙屑屋のなかにヤクザよりずっと暗いものが一瞬見えるところもやっぱりすごい、「わいの悲劇」の力と技のそろったアホっぷりもたいしたものだ、というわけで、ひたすらにおもしろく、おまけに場所が精華小学校だから「らくだ」を聴いたあとの中入りでちょっと外に出るとそこは夏の夜の校庭で、そこにはビールも551の豚饅もアイスキャンデーも売られている。さすがはフェスタ。
 林家染二さんの新作を聴くのはひさしぶりだったのだが、途中で血管の切れそうになる芸風はそのままで昔の天五倶楽部を思い出したりして、それも嬉しかった。
*素麺、トムヤムスープ。

八月十二日(土)
*玄米、空心菜の大蒜炒め、キムチ、味噌汁、ポテトサラダ、アプリコットのケーキ、アイスクリーム。

八月十三日(日)
 難波へ田中啓文と田中哲弥がホーンセクションを勤めるバンドを観に行く。スペクトラムのカバーなのである。当時はホーンとか全然興味がなくて、「いんざすぺえええす」というあの部分しか知らなかったのだが、こんな曲だったのか。ややこしそうだし、ハイノートの連発だし、ラッパはとにかく吹くだけでしんどそうである。終わってから、今日はよく鳴っていた、と田中哲弥は言っていたが、じつは客席にはラッパの音はあんまり聞こえなかったのである。田中啓文も、鳴ってた鳴ってたおれにはよお聞こえた、などと言っていたからちゃんとなっていたのだろう。もっとマイクに近づかなアカンかったんとのとちゃうかなあ。今度はもっとホーンがいちびったりできるような選曲でやって欲しい。
 終わってからしばらくロビーで飲んで、田中啓文は途中で東京へ出発。そろそろ行かなまずいのとちゃうの、と言われなかったらきっとだらだらと飲みつづけて新幹線の時間は逃していただろう。それから飲みに行って、結局五時間くらいだらだらしゃべって自転車で帰る途中でまた警官に止められて、「ほんまによお止められますわ」と言うと警官はにっこり笑って「そうなんですかあ、なんででしょうねえ」って、こっちが聞きたいわ。
*居酒屋にあったもの。

八月十四日(月)
 夜、五十分ほど走る。
*牛肉と空心菜とピーマンの炒め物、玄米、味噌汁、レタスと玉葱のサラダ。

八月十五日(火)
*骨付きラムのステーキ、玉葱と空心菜の炒め物、玄米、味噌汁、レタスと玉葱のサラダ、ヨーグルト。


無断転載禁止 (c) Yusaku Kitano/Hiroko Morikawa(イラスト)
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