カメ天国通信


その166

【カメ人間日記】
(2007年10月前半)

十月一日(月)
*クリームシチュー、白米、水菜とピーマンと蓮根のサラダ。

十月二日(火)
 夕方、五十分ほど走る。走るのにいい季節になった。
*クリームシチュー、白米。

十月三日(水)
*クリームシチュー、玄米、塩豚と茄子とピーマンの炒め物、トマトとほうれん草のサラダ、味噌汁、おから、ゆず豆腐。

十月四日(木)
 ネットで読んだ文章で、ひさしぶりに殺意をおぼえる。
 例えば、「スベル」というのは、「お客を前にしていて、なおかつ、そこを沸かせようと意図して行ったことがうけなかっ た」という状況でのみ成立する言葉である、ということすらわかっていない人が、「ダダスベリ」だの「残念な結果」だの、 深夜のバラエティで芸人が喋っているのを聞いておぼえたのであろう言葉を用いて書評だか感想だかを垂れ流す。
 こういう人は、駄洒落=つまらない、とか下ネタ=くだらない、とかそんな程度の評価軸しか持っておらず、つまらない駄 洒落をここで使うからこそおもしろい、とか、よくできた下ネタ、などというものは金輪際わからない。というか、その人に とって、そんなものは存在しない。ようするに、人生の苦味をまぶしたユーモアとか、辛らつな風刺、が、いちばんの笑いな のだろう。
 で、こういう人が、「スベリ倒しているおもしろくないあなたでも、こんなふうにやればうまくやれますよ」てな具合に、 わざわざ披露してくれているかなりすごい見本でさえも、例えばそれを「自分がおもしろい人だと信じて疑っていない典型的 なおもろない大阪のオッサンの台詞」として処理すれば、けっこう笑いをとれたりするのだから、笑いというのはじつに複雑 である。
 しかし、小説のテーマとかそんなことに関して、どれだけ的外れなことを書かれてけなされたりしても、「あー、はいは い」としか思わないのに、笑いのことをえらそうに書いたのを読んだりすると、それが自分の作品のことであるないにかかわ らず、住所を突き止めて殺してやろうかと思うほど腹が立つのはどういうわけか。これ、ひとつの不思議。
 いや、それにしてもこんなもん載せて、それが商売になるんやから、気楽なええ仕事しとるなあ、『Web 本の雑誌』。
*稲庭うどん、塩豚と茄子とピーマンの炒め物、ほうれん草と万願寺と玉葱とトマトと胡瓜と蓮根のサラダ。

十月五日(金)
*ちぢみ、ラタトウユ、白米。

十月六日(土)
 娘の初めての運動会である。
*黒豆入りご飯、味噌汁、ラタトウユ、大根菜と揚げのお浸し、ずいきと万願寺と胡瓜のサラダ、蓮根の炒め物、かぼちゃプリン。

十月七日(日)
 稲刈りに田舎に帰る。
*回転すし。

十月八日(月)
 雨で稲刈りが出来ないので大阪に帰ってくる。
*素麺、揚と大根菜のお浸し、かぼちゃプリン。

十月九日(火)
*鴨ローストの醤油漬け、白米、ずいきとパプリカと米のサラダ、万願寺の炒め物、かぼちゃの味噌汁、揚と大根菜のお浸し、冷奴、かぼちゃプリン。

十月十日(水)
 夕方、急遽手伝いで出ることになった舞台の稽古に行く。ちょこちょこっと出るだけでいいですから、という話だったのだが、けっこう大変やがな。
*鴨ローストの醤油漬け、五穀米、ラタトウユ、ずいきとパプリカと米のサラダ、冷奴、かぼちゃの味噌汁。

十月十一日(木)
*浅利ご飯、鰯のツミレの揚げ物、豆もやしのナムル、冷奴、かぼちゃの味噌汁。

十月十二日(金)
*野菜粥、ラタトウユ、ずいきとパプリカと米のサラダ、豆もやしのナムル、かぼちゃの味噌汁。

十月十三日(土)
 夕方、一時間ほど走る。
*スパゲティ・ジェノベーゼ、ラタトウユ、モツァレラチーズとトマトのサラダ、豆もやしのナムル、おからの炊いたん。

十月十四日(日)
 芝居の稽古。今日から劇場入り。
*おからの炊いたん、玄米、ラタトウユ、かぼちゃの味噌汁。

十月十五日(月)
 芝居の稽古。
*ラーメン、バナナ、蜜柑、他。



無断転載禁止 (c) Yusaku Kitano/Hiroko Morikawa(イラスト)
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