その173
【カメ人間日記】
(2008年2月前半)
二月一日(金)
*ブリと蕪と赤目芋の煮物、瘤高菜の炒め煮、蒸し野菜と水菜と金柑と香草のサラダ、コーンクリームシチュー、牡蠣の佃煮。
二月二日(土)
*ブリ大根、玄米、フェンネルとスウィーティと金柑のサラダ、コーンクリームシチュー。
二月三日(日)
午前中、ビックバンドの練習。例によって自分のヘボさを思い知らされるのだが、でも大勢で音を出すというのは楽しい。
*ファラフェル、ブリ大根、白米、フェンネルとスウィーティと金柑のサラダ、コーンクリームシチュー。
二月四日(月)
大阪人の取材で桃谷の立ち飲みに行く。同行は田中啓文。わけのわからん企画である。
*おでんとか、いろいろ。
二月五日(火)
*蒸し野菜、ブリ大根、玄米、煮こごり、味噌汁。
二月六日(水)
*クリームチーズコロッケ、白米、ブリ大根、味噌汁。
二月七日(木)
*トマトと野菜のソースとハムのスパゲティ、フェンネルとスウィーティと金柑のサラダ
二月八日(金)
去年の秋あたりから某社に預けていた原稿があって、まあいつものことながら、編集部内で「わけがわからん」という意見が大半らしくて、これはもう出ないかもなあと思っていたのだ。そういうことは私にとって珍しくない、というか、ほとんどいつもそうで、別に書いただけでおもしろかったから別にどっちでもええか、とか思ったまま何年か放っていて、それがまたいろいろあった末に、不思議にも他の出版社から出せたりというようなことがよくあるのである。あれもあれもあれもあれも、じつはそういう経緯で世間に出せた小説なのだ。だから、今回もまあそれでもええか、何年かしたらひょこっと出せるかもしれんし、とか思っていたのである。ところが今日、いろいろあった末にOKになったというメールをいただいて、ああまたあんなものが出せるのだなあ、どうせ売れないにしても、いくばくかのお金も入ってくるなあ、とほっとしている私はとても幸せ者だとつくづく思う。あんなん出してくれへんで、普通。ま、それを言い出したらあれもあれもあれもあれも、そうやけどな。
夕方、ビッグバンドのトランペット部の練習。あいかわらずまともに吹けない。まずい、とてもまずい。小説なんぞ書いている場合ではない。
*カレーライス、カニ蒲鉾とセロリのサラダ。
二月九日(土)
*カレーライス、カニ蒲鉾とセロリのサラダ、おから。
二月十日(日)
東京で、ファンタジーノベル大賞の作家ばっかりの新年会。年にいちどの恒例の集まりである。ぐだぐだと小説のことを好き勝手に喋って飲んで、ああ楽しかった。
*鍋とかいろいろ。
二月十一日(月)
結局、なんだかんだで朝まで飲んでいた。そのまま長距離の昼バスで寝ながら帰ってくる。
夕方、大阪に着いた。よく眠れて、おかげでなんだかすぐに着いた。バスは徹夜明けに限る。
*惣菜パン、アップルパイ。
二月十二日(火)
大阪人の立ち飲み特集とかで、このあいだ、桃谷の立ち飲みで田中啓文氏といっしょに飲んだのだ。
で、その記事のゲラがあがってきたのを見ると、カラー写真がいっぱいついている。どれも私と田中啓文氏が完全によっぱらっているかなり恥ずかしい写真である。こんなもんばら撒かれたら終わりやなあ、と思うのだが、実際に来月にはばら撒かれてしまうのだね。
*野菜炒め、焼き餃子、玄米、蕪の葉のきんぴら、蜆の味噌汁、セロリとカニ蒲鉾のサラダ。
二月十三日(水)
京都へ雀三郎独演会に行く。
道具屋 桂雀太
七度狐 桂雀三郎
軽石屁 桂雀喜
不動坊 桂雀三郎
中入り
哀愁列車 桂雀三郎
雀太さんはどんどんよくなっていく。変にうまく見せようとする落語ではなくてネタの自体のおもしろさをきちんと引き出していて、今回もとてもいい道具屋だった。それに、最初に携帯の枕を振って、きちんとスイッチを切らせていたあたりも気がきいている。これからが楽しみ。雀喜さんも雀三郎師匠に挟まれて、なかなか健闘していた。こういう呑気なネタはなかなか合っている。
雀三郎師匠については、すごいとしか言いようがない。七度狐でどたばた怪談、雪の舞い散るこんな日に不動坊での屋根の上のアホたちのやりとり、練られつくしたとても新作とは思えないような間違いなく小佐田さんの最高傑作のひとつであろう哀愁列車を、ひたすら楽しむ。
*焼き鳥とか、いろいろ。
二月十四日(木)
夕方、五十分ほど走る。
*うどんすき。
二月十五日(金)
*烏賊刺身、玄米、チキンクリームシチュー、蕪と里芋の煮物、らっきょう。
無断転載禁止 (c) Yusaku Kitano/Hiroko Morikawa(イラスト)
[
カメ天国通信 に戻る |
前のページへ |
次のページへ ]