カメ天国通信


その193

【カメ人間日記】
(2008年12月後半)

十二月十六日(火)
*タイカレー、キャベツと人参のコールスロー、ロールケーキー。

十二月十七日(水)
 長かった風邪だが、ようやく身体も本調子にもどった感じである。それにしても長かった。二か月ほど、ずっと咳き込んでいたのだ。まいったまいった。ひさしぶりに、夕方、四十分ほど走る。
*モダン焼き。

十二月十八日(木)
*牛筋と蒟蒻と葱の煮物、野菜とベーコンのクリーム煮、白米、大根サラダ、人参の葉のきんぴら。

十二月十九日(金)
*かき揚げ、牛筋と蒟蒻と葱の煮物、野菜とベーコンのクリーム煮、白米、大根サラダ、人参の葉のきんぴら。

十二月二十日(土)
 「ハナシをノベル!」に行く。

 なんと、もう16回だ。
 トップバッター桂福矢さんの『みかん屋』は、線の太い一筆書きみたいでよかった。テレビショッピングで見た内容を延々しゃべっているだけのあの変なマクラも含めて。ああいう芸風は好き。

 今回の新作の一本目は、『ATM』(太田忠司・原作)。
 もともと『ひとにぎりの異形』に収録されたショートショートである。それを読んだ八天さんが、これはこのまま落語にできるのでは、ということで今回演ることになったのだ。それを聞いたときは、どうかなあ、と思っていたのだが、こうして聴いてみるときちんと落語になっている。軽くて短くてわかりやすい新作落語として、いろんなところで使えるものに仕上がっていた。新作落語というのは、じつはそういうのは少ない。いわゆるベタな部分を意識的に避けたりしてしまうので、そういうものを好むマニ アックな客の前なら大丈夫でも、普通の落語会などではちょっとやりにくいものが多いのだ。その点これは即戦力としてどこでも使えそうである。

 二本目は、『まち娘』(飯野文彦・作)
 人情噺としての完成度が高い。とても初演とは思えない出来だった。最初の会話のところから引き込まれて、あとは純粋にお話と雰囲気を楽しんでいた。八天さんは、こういう噺はほんまにうまいなあ。それにしても、作者と作品とのギャップはすごい。
 しゃべっている言葉の九割くらいがシモネタのあんなおっさんがこんな悲しくてきれいな噺を書くというのは、「これひとつの不思議」であるが同時に「なんの不思議なことがあろ」でもある。まあそういうものなのでしょう。
 二本とも、大阪弁リライトは田中啓文氏。上方落語にするために、これもかなり重要な作業である。なによりも、落語がわかってないとここまでうまくはできない。

 というわけで、今回もおもしろかったし、ふたつのネタのバランスもよくて、会としても今回はかなり良かったのではなかろうか。

*打ち上げの場にあったもの。

十二月二十一日(日)
 唐口さんの主催によるトランペットのジャムセッション。唐口さんの生徒だったことのある者ばっかりトランペット奏者十数人。これだけラッパが並んでいるというのは、それだけでへんてこでおもしろい光景である。皆でセッションをやって、その合間にはトランペットに関する会話とか情報があちこちで交わされていた。
*サンドイッチ、チーズケーキ、他いろいろ。

十二月二十二日(月)
*クリームシチュー、小松菜のお浸し、白米。

十二月二十三日(火)
*細うどん、野菜天麩羅、柿。

十二月二十四日(水)
*鰤の鍋、ワッフル。

十二月二十五日(木)
 午前中、劇団の稽古場でトランペットのレッスン。
*ラムのステーキ、蒸し野菜、ワッフル。

十二月二十六日(金)
*サムゲタン、蒸し毛蟹、鮭の白子。

十二月二十七日(土)
 繁盛亭で「ハナシをノベル!!」の出張版。
 新作は、『わあわあ言うております』(田中哲弥・作)と『残月の譜』(田中啓文・作)のダブル田中である。
 前回は自分の書いた新作があったのでどうにも落ち着かなかったのだが、今回は最後のトークだけなので気楽なものである。開場前に舞台の上で全員浴衣を着て宣伝用の写真をとったので、そのまま受付でもぎりとパンフレットを渡すのをなぜか浴衣でやることに なって、当たり前だがすごく寒かった。なんとなく落語っぽいということで浴衣なのだろうが、私と田中哲弥はスリッパだし田中啓文は靴を履いているからまったく落語っぽくなどなく、外から風は吹いてきて三人とも寒いなあ寒いなあと言っているし、浴衣を着ている意味はなかったというか、ほとんど病院から抜け出してきた人のようにしか見えなかっただろうなあ。
 楽屋のモニターで観ていたのだが、スピーカーの音は小さいし、客の声はほとんど入らないのでうけているのかどうかもよくわからず、饅頭を食ったりモニターを眺めたり雑談したりしながらだらだら過ごして、そのまま舞台に出て喫茶店での会話のようものをだらだらとやった。あんなのでよかったのか。とりあえず、お客さんが入ってくれてよかったよかった。
*打ち上げの鍋とかいろいろ。

十二月二十八日(日)
 うちで作るサムゲタンはうまい。相当うまいと思う。こんなものがうちで食えるのは幸せなことである。
*サムゲタン。

十二月二十九日(月)
 大学時代の友人ふたりと飲みに行く。三人そろって会うのは、もう何年ぶりかである。 もうちょっと会うようにしないといかんなあ。
*居酒屋にあったもの。

十二月三十日(火)
*角煮、菊菜のお浸し、卵と大根と蒟蒻の煮物、白米、大根の葉のきんぴら、人参の葉のきんぴら。

十二月三十一日(水)
*角煮、卵と大根と蒟蒻の煮物、白米、トマトと水菜とチーズのサラダ。


無断転載禁止 (c) Yusaku Kitano/Hiroko Morikawa(イラスト)
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