カメ天国通信


その204

【カメ人間日記】
(2009年6月前半)

六月一日(月)
 午前中は劇団の稽古場でトランペットのレッスンあいかわらず吹けんなあ。
 午後、 『スタートレック』を観にいく。
 これがもう、「なんやねん、それ」というような部分も含めて、じつに『宇宙大作戦』なのだった。
 お馴染みのキャラクターの登場させかたは、「いよっ、まってましたっ」と声をかけたくなるほどきれいにきまっているし、それにあの音楽と口上までやってくれるんだから、宇宙大作戦が好きだったかつての子供としては、もう言うことはありません。
 それにしてもあの頃、テレビの前でわくわくしていた子供にとっての未来とか21世紀のイメージには、映画館で「宇宙大作戦の過去の話」を見ている四十七歳になった自分の姿なんかもちろんなかったわけで、それだけでもなかなか感慨深いものがありますなあ。
*刺身、野菜とベーコンの炒め物、白米。

六月二日(火)
*焼き餃子、白米、大根サラダ、野菜と茸の炒め物、ゆすらうめ。

六月三日(水)
 夕方、四十分ほど走る。
*焼き飯、味噌汁、キャベツと林檎のサラダ、ゆすらうめ。

六月四日(木)
 接骨院で定期メンテナンス。
*鴨カレーライス、大根と玉葱のサラダ、キャベツとバジルと林檎のサラダ、八朔。

六月五日(金)
*鴨カレーライス+茄子とジャガイモ、大根と玉葱のサラダ、キャベツとバジルと林檎のサラダ、八朔。

六月六日(土)
*茄子とペーコンとブロッコリーのスパゲティ。

六月七日(日)
 バンドのトランペットパートの練習で、大阪城公園へ。自転車にラッパと、いっしょに行きたいという娘を乗せて行く。持ち運びが楽で電気のいらない楽器は便利である。大人たちがラッパを吹いて遊んでいるあいだ、ずっとダンゴ虫を集めていた。
 帰ってきてから、ベランダで、藻ですっかり緑色になってしまっている亀の甲羅を、娘といっしょに亀の子タワシで洗ってやる。
 夕方、家の前に座りこんで、いっしょに泥ダンゴを磨く。よく考えたら私は、来る日も来る日もこうやって泥ダンゴを磨いていた日々があったのだ。すっかり忘れていたが、手はちゃんと覚えている。泥ダンゴ磨きは楽しい。子供というのは、忘れていた自分の子供の頃を追体験させてくれるものなのだなあとつくづく思う。
*鴨カレーライス+茄子、キャベツとバジルと林檎のサラダ、ヨーグルト。

六月八日(月)
*鴨カレーライス+茄子とジャガイモ、大根と玉葱と林檎のサラダ、ヨーグルト。

六月九日(火)
 夕方、五十分走る。
*鴨のスープのお粥、ほうれん草とベーコンの炒め物、キャベツと玉葱とバジルのサラダ。

六月十日(水)
*鴨カレーライス+茄子とジャガイモ、キャベツと玉葱とバジルのサラダ、人参の葉と胡麻の炒め物、八朔。

六月十一日(木)
*鴨のスープのお粥、キャベツと玉葱とバジルのサラダ、トマト、ヨーグルト、バナナ。

六月十二日(金)
 夕方、四十分走る。
*ドライカレー、豆乳と野菜のスープ、キャベツと玉葱とバジルのサラダ、トマト。

六月十三日(土)
*お好み焼き、豆乳と野菜のスープ。

六月十四日(日)
 夕方、子供を自転車に乗せて帝塚山公園まで。今度は長居公園に行ってみることにしよう。
*炒飯、豆乳と野菜のスープ、カスタードとフルーチェのケーキ。

六月十五日(月)
*イカ墨のスパゲティ、カスタードとフルーチェのケーキ。


*****【お知らせ】********

 京都の名所を舞台にした超短編、の企画に参加しています。
 まだ、この企画じたいどんなふうに転がるかよくわからないのですが、とりあえず作品はここで読めます。

 私は今のところふたつ書いてます。ちょっといい話ではなく、愛もなく、そこに行きたくなるわけでもない、ただのアホな話です。



無断転載禁止 (c) Yusaku Kitano/Hiroko Morikawa(イラスト)
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