カメ天国通信


その221

【カメ人間日記】
(2010年2月後半)

二月十六日(火)
*鰯丼、ほうれん草とプチトマトの炒め物、大根と金柑のサラダ、味噌汁、バームクーヘン。

二月十七日(水)
*鴨の皮と小松菜とカリフラワーとほうれん草のスパゲティ、大根と金柑のサラダ、スコーン。

二月十八日(木)
*鴨と野菜の煮物、白米、野菜スープ、大根と春菊と金柑のサラダ、スコーン。

二月十九日(金)
 長編のゲラはひさしぶりである。
*鴨と野菜の煮物、白米、野菜スープ、大根と春菊と金柑のサラダ、スコーン。

二月二十日(土)
*ちらし寿司。

二月二十一日(日)
 なんとある事情から藤山寛美没後二十年特別公演のチケットをいただく。『南地大和屋へらへら踊り』と『お祭り提灯』の二本立て。
 『南地大和屋へらへら踊り』は、私としてはちょっと苦手な人情ものなのだが、お話はおもしろいし描写は丁寧、大正十三年の南地のお座敷とその人間関係の距離感みたいなものがきちんと描かれているというそれだけでもこれは大変な価値があると思う。なるほど、ああいうものなのか。二本目の『お祭り提灯』は、うってかわって、わかりやすいドタバタで、シンプルなアイデア、感情移入しやすいストーリー、達者な役者、と三拍子そろった、喜劇のひとつの理想形だと思う。前の席の小学生に受けまくっていた。
 大きな声では言えないが、妻と自転車二人乗りで帰宅。そういえば、二人乗りなんか何年ぶりかである。
*ラーメン、水餃子。

二月二十二日(月)
*焼き餃子、白菜の煮物、ほうれん草と春菊の炒め物、白米、野菜スープ、大根と金柑のサラダ。

二月二十三日(火)
 夕方、一時間ほど走る。今日はちょっとうまくいったような気がする。ちょっとだけど。
*白菜の煮物、白米、野菜スープ、大根サラダ。

二月二十四日(水)
 長編のゲラを返送。やれやれ、これでひさしぶりに一冊出せる。なんだかんだで一年半以上あいてしまった。いかんなあ。まあしょうがないけど。
 夕方、自転車で「ハナシをノベル!!」に中ノ島へ。頭の上でちょっと太ってきた半月が白く光っていた。
 今回も新作は二本。
 一本目は、
『タイガードラマ』高田 豪 原作
 動物園の形式を使った新作。巨人ファンがアルバイトでトラッキーをやる噺。最初のアイデア以上に展開がなくて、ちょっと単調。『動物園』という噺がよくできているだけに、それがよけいに目立ってしまう。いろいろやっているが噺に芯がない感じ。

 二本目は、
『時の旅』小林 泰三 原作
 これは、三年ほど前にやったものの再演。前のときは、八天さんが途中でちょっと混乱してタイムパラドックスの説明がうまく伝わらなかったので、そのリベンジ。だが、今回もやっぱりあのSF的壷算のようなおもしろさがうまく伝わったとは言いがたい。ツカミのところでとちって躓き、流れに乗りそこなったのを最後まで引きずってしまったというのもあるかもしれない。噺自体はとてもよくできたおもしろい噺なので、ぜひまたやってほしい。というわけで、リベンジならず。

 今回は八天さんもちょっと迷いながらやっている感じで、それが伝わってきて笑いまでいくの難しかったなあ。こういう新作の場合はとくに、演者の迷いとか戸惑いとか自信のなさは、ほんまに丸見えになる。しかしまあこういうのも新作の会ならではの臨場感、ということで。
 まあ、「ハナシをノベル!!」というのは、それも込みで楽しむ会ですからね。そんなのを他で見ることはあまりできないし。
 というわけで今回もおもしろかった。
*打ち上げの場にあったもの。

二月二十五日(木)
*ローストチキン、白菜の煮物、白米、野菜スープ、大根と春菊のサラダ。

二月二十六日(金)
*明太子スパゲティ、野菜スープ、大根と春菊のサラダ。

二月二十七日(土)
*他人丼、大根と春菊とプチトマトと金柑のサラダ。

二月二十八日(日)
 ツイッターを初めて、月を見上げることが増えた。皆で同じ月を見るというのはなかなかいいな。
*盛岡びびん麺、野菜スープ、大根と金柑のサラダ。


無断転載禁止 (c) Yusaku Kitano/Hiroko Morikawa(イラスト)
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