カメ天国通信


その53

【カメ人間日記】
(2002年9月後半)

九月十二日(木)
 関空に帰ってきた。9.11の飛行機ということでさぞかしすごい警戒だろうと思っていたのだが、おいおいもうちょっとちゃんと調べてくれよ、というようなチェックであった。日本の生ぬるい空気と時差ぼけで早くもバテる。
*パン、アボカド。

九月十三日(金)
 昼過ぎに起きて、だらだら。
*蟹雑炊。

九月十四日(土)
 妻の実家へ旅行中あずけていた亀を引き取りに行く。ササミとレバーばっかりを食っていたらしい。太っている。
*鶏の唐揚げ、レバー、白米、葡萄。

九月十五日(日)
 目が覚めるともう二時ごろで、今日は三時から草上仁さんの作家生活20周年パーティがあるのだった。のろのろと仕度をし、自転車でよたよたと梅田方面へ向かう。
 皆けっこうちゃんとした格好をしていたので、短パンとTシャツではなんか申し訳無いなあと思っていたら同じくらいダレダレの格好の人がいたので安心した。誰とは言わないがSFマガジンのS澤編集長ありがとう。
*居酒屋。

九月十六日(月)
 なぜか昼間にS澤さんと田中啓文さんと牧野修さんと喫茶店で無駄話をする。打ち合せという名目だったが、なにひとつとして打ち合せられることはなく、すべてがすれ違ったまま田中啓文が大量の書籍を旭屋で購入するだけに終わった。牧野さんは店頭の『海辺のカフカ』上下を指差して、一回くらいこんなふうに扱われてみたいもんやねえ、とか寝言のようなことをつぶやいていたが、きっと寝言だろうから返事はしなかった。
*紫キャベツと玉葱とハムの炒め物、味噌汁、白米。

九月十七日(火)
 劇団会議があったのだが、ビールを飲んだのであまり憶えていない。だから会議のあとに飲んではいけないなあと毎回思うのだが、毎回そうなってしまうなあ。
*冷麺、紫キャベツとリンゴのサラダ。

九月十八日(水)
 昼間はなにもしてない。
 夜は京阪神少年少女楽団の練習。二ヶ月ほど吹いていないのでぜんぜん高音が出ない。トランペットというのは正直な楽器であると思う。
*赤米麺、サラダ。

九月十九日(木)
 時差ボケなのか単なるボケなのか、身体がなかなかもとに戻らない。
*焼き栗コロッケ、チーズナゲット、千切りキャベツ、卵焼き、白米、サラダ、山芋短冊。

九月二十日(金)
 同じ。
*鮎、味噌汁、白米、サラダ。

九月二十一日(土)
 同じ。
*鉄板焼き、サラダ。

九月二十二日(日)
 久しぶりに川原へ。水門のあたりをうろうろする。
*鉄板焼き、ギョーザ、白米。

九月二十三日(月)
 だらだらする。
*帆立貝、子持ちシシャモ、ギョーザ、白米、味噌汁、サラダ。

九月二十四日(火)
 同じ。
*バンバンジー、カレー饅。

九月二十五日(水)
 人体の不思議展を見物に行く。スルメみたいであんまり生々しいものではない。けっこうおいしそうなのもあった。
 夜は楽団の練習。
*タイカレー、サラダ。

九月二十六日(木)
 久しぶりに整骨院へ行く。
*ラタトウユ、卵焼き、子持ちシシャモ、豚汁、白米。

九月二十七日(金)
 もうだいぶ小説を書いてない、というか書けてない。ちょっと書いてはぐちゃぐちゃぐちゃとやってしまう。旅行中はけっこう書けていたような気がするのだがなあ。
*タイカレー、サラダ、プルーン。

九月二十八日(土)
 ごろごろする。
*キャベツポレンタのマヨネーズ焼き。

九月二十九日(日)
 毎年この時期には近所の扇町公園で区民祭りというのがあって、牛乳パックを持って行くとトイレットペーパーと交換してもらえるということなので朝から妻に連れられて出かける。他にも植木の土とか自転車の前カゴに被せる引ったくり防止ネットとか粉石鹸とかいろんなものがもらえるのであった。ビバ区民祭り。夕方、テレビでマラソンを観る。
*素麺。

九月三十日(月)
 ニュースによると、北海道では肉を買ったという人たちが金をよこせと騒いでいるようだ。北海道で生きるというのはたいへんなのだなあ。母さん、思わずあのテーマ曲を口ずさんでしまうのはぼくだけでしょうか、あーあーあああああー。
*トマトソーススパゲティ、千切りキャベツ、レモンパイ。



無断転載禁止 (c) Yusaku Kitano/Hiroko Morikawa(イラスト)
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