カメ天国通信


その59

【カメ人間日記】
(2003年2月前半)


二月一日(土)
 スペースシャトル空中分解。
 コーヒーを飲みながらスマステーションをぼんやり見ていたら、番組が終わる寸前に臨時ニュースで入ってきた。まあこういうことがいつか起こるとまったく予想できなかったわけではないが、まさかその第一報を香取慎吾の口から聞くとは思わなかったなあ。テレビというのはつくづくすごいものである。
*シチュー、白米、イチゴ。

二月二日(日)
 劇団関係の用事で天王寺方面へ。
*鶏と野菜のソテー、ホワイトソース、白米、リンゴ。

二月三日(月)
*シチュー、白米、ほうれん草のおひたし、昆布、鰯、明太子。

二月四日(火)
 早く寝ようと思っていたのに、夜中にテレビで深作欣二監督の『資金源強奪』という映画をやっていて、別に見るつもりもなかったのに、これがなかなかおもしろくてついつい最後まで見てしまい、寝たのは結局明け方である。でも最後までおもしろくてよかった。
*ブリ鍋、ミカン、ティラミス。

二月五日(水)
 けっこう真面目に小説を書く。
*ブリ鍋、リンゴ、ティラミス。

二月六日(木)
 同じ。
*手巻き寿司、とろろ汁、シュークリーム、ティラミス。

二月七日(金)
 同じ。
*手巻き寿司、とろろ汁、フルーツケーキ。

二月八日(土)
 某シナリオ学校の小林泰三さんの講義をのぞきに行く。牧野修さんものぞきに来ていたので、ふたり並んでのぞく。講義はなかなかおもしろかったが、唯一の問題は生徒がホラーを書きたがっていないことだった。ホラーなどより美人編集者の方に興味があるらしい。同感である。終わっていつもの中華屋で飲んでいると、田中啓文、田中哲弥から小林さんの携帯に「今、上新庄にいるのだが、そこまで行くにはタクシーがはやいか電車がはやいか」などという景気のよさそうな電話が入る。「知らんがなそんなこと」と言っていると、二人はタクシーでやってきて、しかも某社の編集者さんまで連れている。なんだか売れっ子みたいではないか。そのうちバチが当たるに違いない。はやく当たれ。
*中華屋メニュー。

二月九日(日)
*シチュー、鶏モモソテー、サラダ、団子。

二月十日(月)
 ちょっと用事で岡町へ行く。別に猪を買いに行ったわけではない。でもパンの耳は買った。
*居酒屋メニュー。

二月十一日(火)
*シチュー、サラダ、白米、餅。

二月十二日(水)
 桂雀三郎みなみ亭へ。やっぱりもっと落語を観ないといけないなあと思う。このごろあんまり落語会に行けてない。いやしかし、何度聴いても『不動坊』はいいなあ。ぼくはこういう、アホが何人かでものすごくしょうもないことをするという話が大好きなのだ。冬の夜の屋根の上というシチュエーションもたまらんなあ。なにがたまらんのか自分でもよくわからないが。
*ビアホールメニュー。

二月十三日(木)
*シチュー、白米、サラダ。

二月十四日(金)
 梅田テアトルへ『呪怨』を観に行ったのだが、平日の昼間なのにいっぱいで入れないのだという。それにしても『呪怨』ってバレンタインデーにカップルで観に来るような映画なのか。
 仕方がないので妻についてデパートに行ったのだが、なにしろ売り場を歩いているだけで食べろ食べろといろんなチョコレートが差し出されるのだ。チョコ好きにとっては、夢のようである。本当にこんなことがあっていいものか。なんとなく悪い魔法使いにだまされているような気分になってくる。
*鶏なんばん。

二月十五日(土)
 夕方から「ごかいらく落語会」に行く。ぎりぎりに行ったら立ち見だった。賞金を貰ったのはじつは小説より落語のほうが先なので、落語も書かなければなあといつも思ってはいるのだが、やっぱり落語というのは難しいなあ。続けてやれる場がないと、どうしようもないところもあるし。まあそれはなかなか書けない言い訳ですけど。
*手巻き寿司、大根サラダ。



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