カメ天国通信


その80

【カメ人間日記】
(2004年1月後半)


一月十六日(金)
 なんとなくテレビをつけると『風の谷のナウシカ』をやっていて、ああまたナウシカかあ、などと思いながらも、ついつい見入ってしまい、やっぱりすごいなあ、よおできてるなあ、大したもんやなあ、などとうわごとのようにつぶやきつつ結局最後まで見てしまう、というようなことが何年かにいちどあって、やっぱり今回もそうなってしまった。それにしても、観るたびにどんどんすごくなっていくような気がするのはどういうことなのか。
 夜中、森川弘子がこたつで描いたカメリのイラストをスキャンしてS澤さんにメールする。なかなかいいカメリになった。これでポストカードでも作ろうかな。
*バゲット、生ハム、チーズ、たこ焼き、イチゴショート。

一月十七日(土)
 昼間は例によってちょっとだけ文章をいじって、夜は茨木にあるSaka Barにライブ【唐口一之(Tp)、竹下清志(Pf)、引場京子(Vo)】を観に行く。途中、たちの悪い酔っ払いが店に入ってきていろいろ揉めたりしておもしろかった。いや、もちろん演奏もよかったです。
 帰りの電車では、二十くらいの女の子がふたり酔いつぶれて意味不明のことをつぶやきながら床に倒れているし、駅を出てすぐのところにある牛丼屋にはひとり大声で何やら叫んでいる酔っ払いがいた。道路をへだてて聞こえるのだから相当な大声である。あまり出歩くことがないのでよくわからないのだが、土曜の夜というのは酔っ払いだらけらしい。それにしても、どうせ酔うんならもうちょっと楽しそうに酔えばいいのになあ。
*カレー、大根サラダ、ヨーグルト、イチゴショート。

一月十八日(日)
 劇団の稽古場でトランペットのレッスンを受ける。
*玄米、角煮、卵、大根サラダ、味噌汁、いかなご、イチゴショート。

一月十九日(月)
*カレー、大根サラダ、ヨーグルト、イチゴショート、リンゴ。

一月二十日(火)
 去年の夏にノートに殴り書きした文章を延々いじっているのだが、こうして時間を置いて読むと、とても正気の人間が書いたものとは思えない。こいつはいったい何を考えているのだろうなあ。夕方、図書館。夜、劇団の稽古場へ。
*烏賊刺身、イカ墨汁、白米、チョコとナッツのケーキ。

一月二十一日(水)
 夜、楽団の練習に自転車で心斎橋まで行く。
*キムチチゲ、水菜とニンジンのナムル、チョコとナッツのケーキ。

一月二十二日(木)
 大寒波が来ているらしい。ベランダの亀の池にもメダカの水槽もけっこう分厚い氷が張っている。今夜から明日にかけてもかなり冷えるらしいので、念のために水中で冬眠している小亀(ミシシッピアカミミガメ・2歳)二匹を部屋のなかに避難させる。大亀(クサガメ・推定13歳)のほうは、もうだいぶ前から布団の隅で冬眠したままである。
 夜、一時間ほど走る。
*ラーメン、水菜とニンジンのナムル。

一月二十三日(金)
*角煮、卵、大根サラダ、白米、烏賊塩辛。

一月二十四日(土)
 ラッパを吹いたり図書館に行ったり。
 夜、一時間ほど走る。
*キムチチゲ、もち米ココナツ煮。

一月二十五日(日)
 朝起きたら積もりそうな勢いで雪が降っていたが、昼前にはやんだ。
 大阪国際女子マラソンのスタートをテレビで見てから、今里筋までランナーの通過を見物に行く。うちから歩いて十分くらいである。第一集団が通過していくのを見てから帰って、続きをテレビで。途中のコンビニでチョコQを買ったのだが、二個ともヤマネだ。なぜヤマネばっかりなのだ。これでうちにはヤマネが五匹だ。それにしても大南選手は市川実日子そっくりだ。マラソンの中継を見ながら「すいか」のことなどを考えたりする。女子マラソンというのは、キャラの立った選手が多くておもしろいなあ。
*鶏肉煮込み、卵、白米、大根サラダ、エリンギのバター炒め、チェー。

一月二十六日(月)
 劇団関係の用事で元町へ。そのまま飲み会。
*サンドイッチ、ソーセージ、サラダ、フライドポテト。

一月二十七日(火)
 夜は劇団の稽古。
*エリンギのペンネ、大根サラダ、コールスロー、キムチ、チェー、蜜柑。

一月二十八日(水)
 歯医者で定期検査。虫歯一本あった。
*にら玉、煮卵、鶏肉煮込み、大根サラダ、コールスロー、キムチ、蜜柑。

一月二十九日(木)
 夜、今回はアルバイトもしていないのに、民族学博物館のアルバイト打ち上げにいく。
*焼肉、冷麺、ビビンバ。

一月三十日(金)
 夕方、元町方面へ。
*炒めビーフン、コールスロー、タイ風大根サラダ。

一月三十一日(土)
 夜、某シナリオ学校で小林泰三さんがホラー講義をするので見物に行く。終わってから例によって近所の中華屋で飲んで、アホな話を延々して夜中に帰宅。生徒たちは小林さんを、「小説を読んだ印象と違って優しそうな人だったので驚いた」とか「もっと怖い感じの人かと思っていんですが」など言っていたが、もちろん人間性というのは小説のほうに正直にあらわれるものなのである。
*中華屋メニュー。


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