カメ天国通信


その88

【カメ人間日記】
(2004年5月後半)

五月十六日(日)
 田中啓文の『蹴りたい田中』(ハヤカワJA)用のエッセイみたいなものを書く。じつは、すこし前にひとつ書いて渡してたのだが、本のなかに収録されている年表と合わないということで全面書きなおしなのである。どうせ嘘やねんからそんなもんどうでもええやん、とか思ったのであるが、まあS澤さんがそこまで言うんなら、と素直に書きなおす。
 それにしても、『銀河帝国の弘法も筆のあやまり』といい『どうぶつ図鑑』といい、なぜわざわざややこしいことをやりたがるのだろう。まあそれが編集者というものなのかもしれないが、いやしかしそれにしても、である。
*カレー、大根サラダ、チーズとラディッシュのサラダ、ヨーグルト。

五月十七日(月)
 『21グラム』の試写会。なんかものすごく長く感じたなあ。中盤あたりからずっと、もうええわ、こんなん、と思いながら観ていた。それはそれとして、「人間は死ぬと必ず21グラム体重が減る」などというトンデモ豆知識をあたかも科学的事実であるかのように主人公の数学者が語るのにはちょっとびっくりした。
*カレー、サラダ、ヨーグルト、和菓子。

五月十八日(火)
 夜は劇団の稽古。
*押し麦入りご飯、豚汁、じゃこ天、ベーコンと野菜炒め、小松菜と揚げの煮びたし、大根サラダ、ラディッシュとベーコンのサラダ、はっさく、抹茶シュークリーム。

五月十九日(水)
*カレー、サラダ、ヨーグルト、大根の葉のきんぴら、チェー、抹茶シュークリーム。

五月二十日(木)
 台風接近。なんか雨ばっかりだなあ。ベランダの亀も甲羅干しができなくてつまらなさそうな顔。亀がはたしてそんな顔をするのかと言われるかもしれないが、これがするのだ。不思議だが本当である。
*ベーコンとズッキーニのスパゲティ、サラダ、パン、チェー。

五月二十一日(金)
 だらだら過ごす。ビデオにとっておいた『プライベートライアン』の前編を観たり。
 なるほど最初の戦闘シーンは大したものである。かなり痛そうだ。ここは、もういちど観ることにしよう。
 夜、久しぶりに一時間ほど走る。
*カレー炒飯、ヨーグルト、サラダ。

五月二十二日(土)
 夜は劇団の稽古。
*オムライス、サラダ、チェー。

五月二十三日(日)
 鶴橋の商店街のフリーマーケットとか見て、夕方から、千里中央で唐口一之カルテットのライブを観る。不便な会場なのに、立ち見も出る大盛況。唐口さんはもう松葉杖をしていなかった。
 夜は劇団の稽古。
*餅お茶漬け。

五月二十四日(月)
 奈良人の連載エッセイの取材で、生駒山上遊園へ。南生駒駅から歩いて生駒の山頂まで登る。いやあ、なかなかハードでした。まあその分、いろんなイメージを仕入れることができた。即戦力と言ってもいいような、かなり不思議な景色であった。というわけで一句。

山上に秘密基地あり初夏の風

*お粥。

五月二十五日(火)
 夜は劇団の稽古。
*カレー、ヨーグルト、サラダ、葡萄。

五月二十六日(水)
 夜は楽団の練習。今日からギターも持っていくことになったので荷物が多くて大変である。背中にギター、自転車の前カゴにトランペット、背中にリュック、途中でパン屋によってパンの耳を買ったりして、それがまた量が多いからリュックには入らないので、ビニール袋をハンドルに引っ掛けたまま、人と車でごったがえしている心斎橋あたりをのたのたと走る。この格好で事故に遭ったりしたら悲惨というより、かなり間抜けはことになるはずだ。せいぜい気をつけて走行することにしたい。
*白米、ほうれん草とニンニクの炒め物、味噌汁、サラダ、大根の葉のきんぴら、葡萄。

五月二十七日(木)
 厚生年金会館へ『ドライブイン・カリフォルニア』を観に行く。とりあえず、二時間半は長すぎるなあ。いいところはたくさんあったが、全体としてはちょっとしんどかった。期待し過ぎたのかもしれない。
 夜は劇団の稽古。
*玄米カレー、サラダ、ヨーグルト。

五月二十八日(金)
*猪肉鍋、白米、シュークリーム。

五月二十九日(土)
*うどんすき、オレンジ、シュークリーム。

五月三十日(日)
 夕方から劇団の稽古。
*ドリア、おにぎり。

五月三十一日(月)
 異様な蒸し暑さ。午後から雨になってようやく涼しくなる。夜は劇団の稽古。
*ハンバーグ、白米、マッシュポテト、大根サラダ、野菜スープ。


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