カメ天国通信


その91

【カメ人間日記】
(2004年7月前半)

七月一日(木)
 映画の日なので、自転車で通天閣の下を抜けて『THREE』を観に行く。韓国・タイ・香港の監督による三話オムニバス。お話としては最後のがちょっとおもしろかったくらいで、全体としてはいまいちなのだが、いいシーンはけっこうあったし、どひゃあ、というところも何箇所かあったので、まあ観てよかったと思う。それにしても、香港とか韓国の映画の交通事故のシーンがあんなに生々しくて怖いのはなぜなのだろう。こっちの目が、ハリウッド的なスタントにすっかり慣らされてしまっているせいか。
 夜、一時間ほど走る。
*ハマチ刺身、野菜スープ、押し麦入り米、サラダ。

七月二日(金)
 だらだらする。また亀が卵を産みそうになっている。亀も大変だなあ。
*玄米カレー、ハマチのサラダ、胡瓜の酢のもの、ヨーグルト、カニカマとセロリのサラダ。

七月三日(土)
 夜、五十分ほど走る。大きな月が出ていた。亀の産卵と月の満ち欠けは関係あるのだろうか。
*茄子とズッキーニとベーコンのスパゲティ、カニカマとセロリのサラダ、アイスクリーム、わらび餅。

七月四日(日)
 朝起きるとベランダで亀が卵を産んでいた。今回は九個。記録更新である。
*鰻、サラダ、冷奴、野菜スープ、胡瓜の酢のもの、カニカマとセロリのサラダ。

七月五日(月)
 夜、一時間ほど走る。
*玄米カレー、カニカマとセロリのサラダ、ヨーグルト。

七月六日(火)
*アサリと茄子とズッキーニのパスタ、アイスクリーム。

七月七日(水)
 亀に笹身をやったら、大喜びで食いついてくる。あまりにがっついて、喉につまって口が閉じなくなったらしい。口を半開きにしたまましゃっくりみたいな音を立てて困っている。前にも書いたが、亀というのは困ったときに本当に困った顔をするのである。「動物としてピンチ」、というのは『あたしんち』に出てきたフレーズだが、まさにそんな感じだ。亀が口を開けたまま真剣に困っている姿を見て大笑いする。亀には悪いがおもしろいものは仕方がない。
 夜、五十分ほど走る。
*カレーライス、サラダ、ニンジンのナムル、アサリの味噌汁、ライチ。

七月八日(木)
 真夏としか思えない日差しのなか、自転車で接骨院へ。毎日暑いなあ。
*酢鶏、サラダ、白米、ニンジンのナムル、ライチ、パイナップル。

七月九日(金)
 夕立のあと、ベランダから虹を見る。欠けたところのない半円の大きな虹。うちのベランダからは正面に虹が見える。
 夜、涼しくなってきたので、妻と桃谷のあたりをぶらぶら。そのあと五十分ほど走る。
*発芽玄米、ソーセージと野菜炒め、トマトとモツアレラチーズのサラダ、ニンジンのナムル、胡瓜の浅漬け。

七月十日(土)
*そうめん、トマトとモツアレラチーズのサラダ、胡瓜の浅漬け、アイスクリーム。

七月十一日(日)
 昼間、芝居を観に行ったのだが、なんというか辛気臭くて湿っぽくてくどくて、こんなん嫌いやわあ、というような話だったのでとても困った。
*手巻き寿司、豚汁、ライチ、パイナップル。

七月十二日(月)
 夜、五十分ほど走る。
*刺身、白米、トマトとモツアレラチーズのサラダ、豚汁、胡瓜の酢のもの、ババロアのシャルロット。

七月十三日(火)
 雀三郎みなみ亭へ。
桂 雀太  兵庫船
桂 雀三郎 青菜
桂 雀々  せんきの虫
桂 雀三郎 饅頭怖い

 青菜を聴くと、夏になったなあという気がする。旦那の家から長屋に帰ってくるときの描写が抜群である。それまでの涼しくてうまそうなところから、暑苦しいところに入っていくところのディテールはほんとうにすごい。
 あの押入れから飛び出してきた嫁はんが、もういちど押入れに入っていくところは、もう子供の頃から何十回と聴いているはずだが、やっぱり大笑いしてしまう。よおできてるなあ、としか言いようがないのである。
 せんきの虫は生で聴くは初めてということもあって、なんだかすごく得をした気になった。マクラからいきなりがつん、とネタに切りかわる、あの感じは、まぎれもなく桂枝雀のスタイル。やっぱり枝雀一門だなあとつくづく思う。しかしサゲのあの演出は、桂雀々というキャラクターにしかできないのではないか。
 ほかにもいろいろとあったのだが長くなるので省略。あいかわらず質の高い落語会だった。そのまま打ち上げにもお邪魔して、ここにはとても書けないすごい話を聞いたりしたあと、自転車でたらたらと上町台地を乗り越え帰宅。

*ヤキソバ、唐揚げ、エビチリ、酢豚、他。

七月十四日(水)
 夜は楽団の練習。自転車で西長堀まで。
*タイカレー、ババロアのシャルロット。

七月十五日(木)
*鯖の味噌煮、白米、味噌汁、小松菜と揚げの煮浸し、トマトとモツアレラチーズのサラダ、ババロアのシャルロット、西瓜。



無断転載禁止 (c) Yusaku Kitano/Hiroko Morikawa(イラス ト)
[  カメ天国通信 に戻る |  前のページへ |  次のページへ ]