カメ天国通信


その95

【カメ人間日記】
(2004年9月前半)

九月一日(水)
 夜、『スチームボーイ』を観に行く。いやもうまいりました。タイトルで鳥肌がたって、あとはあれよあれよ、クレジットの最後までずうっと見せ場のままである。やりたかったことをやりたいようにやって、本当にやりきってしまった。そんな映画。今さらながら、大友克洋というのはすごい人である。音楽もよかった。すっかり幸せな気分になって、通天閣を見上げたりしながら自転車を漕いで帰ってくる。
*ハマチ刺身、白米、キャベツとベーコンのスープ、卯の花、パイナップル。

九月二日(木)
 急に涼しくなった。夜、一時間ほど走る。
*ハマチづけ丼、ニラ玉、アサリと野菜のスープ、もやしナムル、卯の花、パイナップル、梨。

九月三日(金)
 夜は劇団の稽古。すぐ近くの映画館のレイトショーでスチームボーイを観てきた妻と稽古場の前で待ち合わせ、自転車でいっしょに帰宅。
*押し麦入りご飯、レバー炒め、アサリと野菜のスープ、卯の花、枝豆、もやしナムル、梨。

九月四日(土)
 夕方、豪雨と落雷。夜は劇団の稽古。
*とろろ蕎麦、小松菜のオイル煮、枝豆、プルーン、梨、ラズベリーチーズタルト。

九月五日(日)
 夕食のあと、地震。揺れそのものはそれほどでもないが、揺れている時間が長い。ゆらゆらゆら、がいきなり、ごおおおお、に変わるあの瞬間が来るのではないかという恐怖をひさしぶりに味わった。ああいう感覚というのはもうすっかり忘れたようでも、身体が憶えているらしい。
 とかなんとか言ってたら、夜半にまた地震。今度も長かった。地面が粘度の高い液体のようにゆっくり波打つ感じで、地に足がついていても人間の暮らしというのはじつに頼りない。
*ラーメン、角煮、焼きカボチャ、西瓜、プルーン、パイナップル、リンゴ、ラズベリーチーズタルト。

九月六日(月)
*発芽玄米、秋刀魚塩焼き、サラダ、味噌汁、パイナップル、プルーン。

九月七日(火)
 台風だが、雨はまったく降らず強風だけ。亀はベランダで水の中。夜、『どーなつ』百冊にサインをする。
*白米、味噌汁、角煮、大根と蒟蒻と卵の煮物、サラダ、セロリの葉のキンピラ、西瓜、パイナップル、プルーン、ラズベリーチーズタルト。

九月八日(水)
 夜は西長堀でバンドの練習。帰り、四天王寺から寺田町への坂を下ったところで自転車の前輪がパンク。見ると、タイヤに画鋲が刺さっている。なんでこんなところに画鋲が落ちているのだ。自転車を押してよたよたと帰宅。
*発芽玄米、角煮、セロリとカニカマのサラダ、厚揚げと野菜のスープ、パイナップル、プルーン、ラズベリーチーズタルト。

九月九日(木)
 夜、『どーなつ』百冊に亀スタンプを押す。
そのあと、ひさしぶりに五十分ほど走る。このところ地震やら台風やらでなかなか走れなかった。
*押し麦入りご飯、まーぼ茄子、セロリとカニカマのサラダ、ハムサラダ、厚揚げと野菜のスープ、パイナップル、プルーン、スイートポテト。

九月十日(金)
 夜は劇団の稽古。
*白米、角煮と大根と蒟蒻、セロリとカニカマのサラダ、冬瓜と鶏のスープ、まーぼ茄子、スイートポテトタルト。

九月十一日(土)
 夜は劇団の稽古。
*タイカレー、セロリとカニカマのサラダ、プルーン、スイートポテトタルト。

九月十二日(日)
 区民祭というものに妻といっしょに出かけて行く。どういう祭だかよく知らないのだが、とにかくいろんなものをくれるのである。
*角煮、ラーメン、冬瓜、サラダ、プルーン。

九月十三日(月)
 今日から五日間、元町の竹中大工道具館という、まあ大工道具の博物館みたいなところでアルバイト。大工道具をパネルにレイアウトしたりテグスで固定したりするのである。 メンバーは民族学博物館でお馴染みの面々だから気楽なものである。
*タイカレー、セロリとカニカマのサラダ、梨。

九月十四日(火)
 昼間は大工道具館、夜は劇団の稽古。
*カレー、ヨーグルト、リンゴ。

九月十五日(水)
 大工道具博物館でいろんなのをテグスでパネルに縛りつける。
*押し麦入りご飯、アサリの味噌汁、冬瓜のあんかけ、鶏唐揚げ、セロリとカニカマのサラダ、小松菜の煮浸し、チーズと野菜のサラダ、葡萄、プルーン。



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